台湾東岸ドライブ②:台湾最南端を経て知本温泉へ(2025/8/31)

台湾

ニイハオ! 今日は台湾本島の最南端を回って、東岸の温泉地である知本温泉を目指します。

最南端へ向けてドライブ

6時過ぎにホテルを出て、昨日と同じく地下鉄で空港の駐車場まで向かいます。

駐車料金はナンバープレート認識で精算機で支払いする形。支払いには現金のほかQR決済や「悠遊カード(EasyCard)」も使えました。

料金は15時間ほどで415台湾ドル(約2,130円)。日跨ぎの課金体系がよくわからず一晩千円くらいかと思ってたんですが、思ったよりも高いな……。

空港を出たあとはすぐに高速に乗り、しばらくは周囲に山を見ながら走ります。一時間ほど走ると高速が終わり、海岸沿いの下道に出ました。

国立海洋生物博物館

最初の目的地は、台湾最大級の水族館として知られる「国立海洋生物博物館」です。

台湾南部の屏東県車城郷に位置する国立海洋生物博物館は、2000年に開館した台湾最大規模の海洋博物館です。総面積は約96ヘクタールに及び、教育、研究、娯楽を融合させた施設として運営されています。

展示は主に3つのテーマ館で構成されており、「台湾水域館」では台湾の河川から海洋までの生態系を再現し、「珊瑚王国館」では南シナ海のサンゴ礁や沈没船を巡る長さ81メートルの海底トンネルを備えています。また、「世界水域館」は3Dバーチャル技術を活用し、古代の海や極地、巨大な海藻の森などの環境を展示しています。当館は海洋生物の飼育展示に加え、サンゴの人工繁殖や海洋生態系の保全活動を行う研究拠点としての役割も担っており、閉館後の水族館に宿泊できる体験プログラムも実施されています。

入場料は450台湾ドル(約2,200円)で、Agodaで買うと10%引き。Eチケットでは直接入場できず、一度窓口へ行って紙チケットを発券してもらう必要があります。

入り口の鯨の噴水いいな。

水族館の中は大きく3つのエリアに分かれています。

海底トンネルや沈没船を模したエリアがいい感じ。

館内には極地や深海、古代などのテーマ別の展示もあります。当然ながら専門用語は「泥盆紀(デボン紀)」とか漢字表記なので見てるだけで面白い。

鵝鑾鼻公園

水族館を後にして再び南へと車を走らせます。 水族館を過ぎたあたりから、車窓の景色が一気に南国の雰囲気に変わりました。道路脇にはヤシの木が立ち並び、空の色も濃くなった気がします。

この辺りまでは片側二車線の道が続き、運転も快適です。

鵝鑾鼻公園は台湾初の国立公園である墾丁国家公園を代表するエリアです。

園内にはシンボルである白亜の鵝鑾鼻灯台が設置されています。1883年に清朝がイギリス人技師を招いて建設したこの灯台は、当時周辺に居住していた先住民族との衝突に備える必要があり、周囲に壕を巡らせ、塀には銃眼を設けた世界的に珍しい「武装灯台」としての構造を持っています。現在の建物は第二次世界大戦での空襲による損壊を経て、戦後に再建・修復されたものです

駐車場で車を降りると、むっとするような暑さに包まれます。

入り口でチケット(60台湾ドル、約290円)を買って公園内に入ります。

園内には謎のオブジェや灯台があります。遠くに見える大尖山のシルエット(右奥)が美しい。

そのまま歩いて展望台へ。展望台といっても高い塔があるわけではなく、海岸沿いに海を見渡せるスペースが作られています。

台湾最南端碑

続けて、公園のすぐ近くにある台湾最南端碑へ向かいます。

台湾が実効支配する領土としては南シナ海の太平島が南端になりますが、外国人観光客が行く方法はありません(台湾国籍の学生なら国防部主催の研修で行けるらしい)。そのため、ここが実質的な南端とされているようです。

Google Mapでは碑のすぐ近くに駐車場があるようですが、そこに至る道がコーンで通行止めになっています。仕方ないので手前の有料駐車場に停めて歩くことにしました。

この有料駐車場、さっき歩いて来た灯台のすぐ裏手です。鵝鑾鼻公園と合わせて駐車料金二回取られるので、そのまま歩いてくれば良かった。

入り口すぐ前の駐車場は障害者専用のよう。立ち入り禁止のコーン無視してその辺に路駐してる車も多く、駐車料金払って暑い中歩かされるのはちょっとモヤっとします。

マイナースポットかと思いきや、到着してみると結構な数の観光客で賑わっていました。

龍磐大草原

ここから北上して知本温泉を目指します。所要時間としては、これまで通ってきた道を一度折り返して高速に乗るのが早いのですが、今回は西側の海岸と山中の一般道を抜けていきます。

台湾屏東県の恒春半島、墾丁国家公園の東側に位置する龍磐大草原は、太平洋に面した広大な石灰岩台地です。この地域は元々海底にあったサンゴ礁が地殻変動によって隆起し、長年の雨水による溶食作用を経て形成されました。そのため、崩崖や滲穴、裂溝、石灰岩洞窟といった典型的なカルスト地形が観察できる地質学的にも重要なエリアです。

今日のルート中ではこのあたりの景色が一番良かった。

知本温泉へ向けドライブ

そのまま下道を通って北上していきます。下道は山の中と海沿いを交互に走ります。

山の中に入ると道幅が狭くなり、対向車とギリギリすれ違えるくらいの葛折りの道が続きます。

この辺は少数民族であるパイワン族の居住地らしく、村の入り口にトーテムが置かれていたりします。それ以外はぱっと見普通の村って感じです。

途中、海沿いの映えカフェ「追浪咖啡」で休憩。ここ以外にも海岸沿いに雰囲気の良さそうなカフェが点在しています。

ところどころで車を停めつつ北を目指します。

しばらく走って、ようやく広い一周道路に合流。ここからは片側二車線になり、線路と並走しながら快適に北上しました。

知本温泉

夕方、本日の宿泊地である「知本温泉」に到着しました。 川沿いに大きな温泉旅館が建ち並ぶ風景は、どこか日本の温泉街にも似た雰囲気があります。

今日のホテルは「Hoya Hot Springs Resort & Spa」で一泊約1.8万円。綺麗なホテル型の温泉旅館という感じです。

夕食は近くの食堂で茹でエビとかピータンのごま油醤油煮込み(三杯皮蛋)。三杯皮蛋は台湾全土で食べられているようですが、特に知本温泉では有名らしい。

ピータンの周りにザクザクした歯応えあるしょっぱい結晶が乗っています。これは塩ではなくアミノ酸の結晶(松花、ソンファ)らしいんですが、醤油をかなり使ってるようなので食べすぎるとヤバそう。

食後、少し休んでホテルの浴場へ。昭和のスパみたいな雰囲気で水着とスイムキャップ必須、混浴です。キャップはタオルと一緒にカウンターで貸し出してくれたので助かりました。

更衣室で水着に着替えて身体を洗います。泉質は弱アルカリ性炭酸水素ナトリウム泉で、シャワーで体流しただけで怖いくらいぬるぬる、すべすべになります。

まだ8 時ごろと夕食時間帯のせいか、他の客は誰もおらず占有できました。

明日は東岸をさらに北上して花連へ向かいます。