台湾東岸ドライブ①: 高雄周辺で練習(2025/8/30)

台湾

ニイハオ!今日からレンタカーを借りて、東岸を通って台北を目指します。

台湾の人口の9割以上は西側に集中しており、東側は山岳地帯にポツポツと小さな街や村々が点在している程度。東側には高速鉄道もなく、鉄道やバスの本数もそれほど多くありません。また、各都市から観光スポットへの二次交通を確保するのも難しそうなので、今回はレンタカーで自走して北上することに決めました。

今日は高雄周辺をドライブして、明日から4日間かけて台北を目指します。

台湾のレンタカー事情

レンタカーは旅行アクティビティ予約サイトの「Klook」経由で予約しておきました。

利用するのは、台湾の大手レンタカー会社「和運租車(EasyRent)」です。トヨタ系列の企業とのことで海外での利用でも安心感があります。台湾にはHertzなどの外資系レンタカー会社もありますが、料金もそれらと比べると若干安いよう。

予約時の車種は中型車を指定して、実際にレンタルできたのはカローラクロス。 日本でも有名なコンパクトSUVですが、台湾ではさらに爆発的に売れている大人気車種らしい。

レンタル期間は5日間。高雄で借りて、台北で乗り捨てるワンウェイ・レンタルです。料金は旅程全体で約4万円でした。

この料金にはフルカバレッジの保険が含まれていなかったため、現地のカウンターで追加契約して一日あたり450台湾ドル(約2,200円)。

レンタル料と保険料を合わせて合計約5万円、一日あたり約1万円といったところです。

台湾のレンタカーにはいくつか独自のシステムがあります。

まず、車両にはeTagというETCのようなタグが付いており、有料道路や一部の駐車場代は事後清算できる仕組みになっています。

また、ガソリン代については走行距離に応じた従量課金になっており、ガソリンスタンドで自分で料金を支払う必要はありません。渡された専用の「給油カード」を使って給油し、最後に走った距離に応じて精算します。

カードはスタンド運営会社別

高雄周辺をドライブ

台湾の交通事情からあまり街中を走りたくないため、レンタル・返却店舗とも郊外の空港店を指定しました。

まずは地下鉄を乗り継ぎ、40分ほどかけて空港へ向かいます。

空港脇の営業所で車両をレンタルして出発です。海外で車を運転するのは5年ぶりくらい。走り出しはちょっと緊張します。

台湾の街中では路地や建物の影からヒョコっとバイクが出てくるので、常に全方位に神経を尖らせていなければなりません。 バイクのドライバーには全然周りを見てない人もいて「これでよく今まで生きてこれたな」と思ってしまいます。

ただ、車の運転マナー自体はそこまで荒っぽいわけではなく、割り込みなども日本の都市部とあまり変わらない印象です (中国から来たから相対的にマシに思えてるだけかな……?)。

少し走って高速道路に乗ります。台湾では高速道路は排気量にかかわらずバイク禁止です。そのため、高速道路内は車だけ見ていればいいため落ち着いて運転ができます。

制限速度は区間によりますがだいたい110km/h程度。 道幅も広く、みんな結構なスピードで飛ばしています。 メーター読みで100km/hを出していても周りの車にどんどん抜かされるので「遅いくらいかな?」と感じるほど。

通行料金は1kmあたり1.2台湾ドルほどで、一日あたり20kmまでは無料なよう。僕はあまり気にせずに高速を使って、通行料金は五日間合わせて106台湾ドル(約500円)ほどでした。この料金なら高速があれば迷わず乗ったほうが楽だな。

佛光山

最初の目的地は、台湾仏教の聖地の一つ「佛光山」です。

佛光山は、1967年に星雲大師によって開山された、台湾仏教四大名山の一つに数えられる寺院複合施設です。

広大な敷地は主に「佛光山寺(本山)」と、2011年に落成した「佛光山仏陀記念館」の二つのエリアで構成されています。記念館エリアの中心には、台座を含め高さ108メートルにおよぶ銅製の坐像「佛光大仏」が鎮座しており、正門から大仏に至るまでの「成仏大道」の両脇には、中国様式の八つの宝塔が配置されています。

佛光山寺

高速を降りてしばらく田舎道を走ると、左手に巨大な寺院群が見えてきました。

ここは佛光山の本山にあたり、僧侶たちが生活し・修行する施設や仏教学院があります。

しばらくスロープを登って丘の上へ。高台からは周辺が一望できます。

敷地内には絶え間なくお経のような音楽が流れており、神聖な空気が漂っています。 そして視界に飛び込んできたのは、遠くの丘の上に鎮座する金色の巨大な大仏像。

残念ながらメインの仏殿は工事中でしたが、臨時の参拝用のお堂が用意されていました。

佛陀紀念館

仏教の開祖・釈迦牟尼仏の真身舎利(歯の遺骨)を祀るために建設された、台湾最大級の宗教文化施設です。

こちらが観光客向けのエリアで、内部には博物館や映像センターがあります。敷地内にはスターバックスもあります。僕の感覚だとスタバはちょっとビジネス感強くて引いてしまうな。

この大仏の下が博物館や展示スペース、お堂になっています。

お堂ではお香をあげられるのですが、お香を模したLEDを焼香台に置く形でした。地下だから防火とか煙の関係かな?

田寮月世界

佛光山を後にし、しばらく山道を走ります。 次の目的地は「田寮月世界」です。

田寮月世界は泥岩と砂岩が織りなす「悪地地形(バッドランド)」として知られる地域です。

この特殊な地形は、地殻変動によって隆起した海底堆積物が、長期間にわたる激しい雨水と河川の侵食作用を受けたことで形成されました。土壌は高アルカリ性で植物が育ちにくいため、鋭く切り立った灰色の丘陵が連なり、月面のように荒涼とした景観を作り出しています。

園内には遊歩道が整備されて一周できるようになっています。

目の前には、鋭く尖った泥の丘が波のように連なっています。歩けるエリアは思ったより狭いですが、周辺にはいくつか同じような地形があるようです。

小高い泥の丘みたいな感じで、想像してたより高さはない。

もともと海底にあった泥砂が侵食されてできた地形ということで、表面はボロボロの泥って感じです。

近くの食堂で昼食。この辺は鶏料理が名物らしいので、「鳳梨苦瓜鶏」と言う鍋料理を注文。中身はその名の通り「鳳梨(パイナップル)」「苦瓜(ゴーヤ)」「鶏」です。ハーフサイズで550元(約2,500円)、白飯は10元(約45円)でした。

パイナップルの果肉は大根のおでんのような食感と味。 そこに苦瓜のほろ苦さと、地鶏の濃厚な出汁が合わさって、なんとも言えない奥深い味になっています。

……というかハーフでも量多いな。店の人に大きさ聞いたときは「一人でも食べられると思うよ!」と言ってたんですが、量が多い分には問題ないと思ってるんだろうな。

高速道路で高雄へ

今日は高雄でもう一泊するのですが、予約時の確認ミスで今泊まっているホテルには駐車場がありません。

市内の有料駐車場は安いのですが、レビューをみるとスペースがないとか精算機が動かないとかで低評価が多くてちょっと不安です。

駐車場を探して市内を走り周りたくもないので、今夜は少し割高ですが空港の駐車場に停めることにしました。

明日は台湾本島最南端を経由して、知本温泉という温泉街へ向かいます。