馬祖列島 東引島をバイクで一周(2025/9/10)

台湾

ニイハオ!今日は東引島をバイクで一周します。

バイクレンタル

バイクの貸し出しは泊まっている宿にお願いしました。オーナーのおばさんに連絡すると、「宿の前に停めてあるバイクを適当に使って」と言われます。やり取りはメッセージだけで免許も何も確認されませんでした。馬祖の中でも相当ゆるいな。

料金は他の島(南竿、北竿)と同じく一日500台湾ドル(約2,500円)です。

島内を走ると南竿、北竿に比べても基地が目立ちます。それら二島は山頂や岬などの要所が要塞化されている感じでしたが、東引はその辺の丘とかにも要塞っぽい建物が点在しています。

噂によると東引島には中国奥地まで届くような長距離ミサイルが多数配備されており、台湾有事の際の攻撃の要となるようです。

集落内にも軍人が多く、特に夕方は食事を取る軍人たちで大賑わいです。

安東坑道

まず最初に向かったのは、島を代表するスポットの一つ「安東坑道」です。

これは1970年代、冷戦下の緊張が高まる中で掘削された巨大な地下トンネルです。入り口から続く450段もの階段を下りていきます。

坑道内部は想像以上に広く、兵舎や弾薬庫だけでなく、なんと豚の厩舎跡まで残されています。

この左の穴が厩舎。包囲された際の食糧確保のために、地下で豚を飼育していたとそう。飼料は残飯。

トンネルの先には海に面した開口部がいくつかあり、海を望む絶景スポットとしても知られています。

夏には「オオアジサシ」という渡り鳥の繁殖地となり、バードウォッチングの名所としても有名らしい。僕が行った時には鳥はいなさそうでした。

一通り観光して、450段の石段を登って帰ります。暑いしきついな。

一線天

次に向かったのは、島の北側に位置する「一線天(イーシェンティエン)」です。 軍事拠点の合間を縫うようにバイクを走らせます。

海食によって削られた断崖絶壁が、空に向かって一本の線のように切り立っている場所です。崖の内部は要塞化されており、今は使われていないため観光用に開放されています。

それにしても暑い。 今日の気温は30度くらいですが、日差しを遮るものがない岩場とコンクリートの照り返しで体感温度は40度を超えている気がします。

この先にも歩けるスポットがあるのですが、熱中症になりそうなので一度離れます。

西引島

バイクを走らせて、東引島と橋でつながっている西引島へ渡ります。

西引島は東引島以上に手付かずの自然が残っています。 というより、集落らしき集落がなく、中心部らしき場所に民宿と数軒の民家があるだけ。あとは荒涼とした大地と、点在する軍事施設のみ。

このへん、どこまでが入っていい道で、どこからが立ち入り禁止なのか、地図を見てもよくわかりません。Google Mapにレビューがついてるところは大丈夫なんだろうと思いつつ島を一周。

国之北疆

台湾の実効支配地域の最北端で、「国の北の果て」を意味します。岬には最北端を示す石碑があります。

地理的な本島の最北端は、この岬の沖合約600メートルにある「北固礁」という小さな岩礁です。満ち引きで見え隠れするらしく、肉眼では見つけられませんでした。

ひととおり観光した後、いったん宿に帰ります。まだ時刻は13時ごろ。

東引、西引を合わせても北竿よりも小さく、半日あれば余裕を持って一周できます。

東引島灯塔

しばらく宿で休憩して、暑さが和らいだ頃を見計らって再出発です。先ほど訪れた一線天の先にある東引島灯台へ。

これは1904年に建設された、イギリス式建築の美しい灯台です。白いレンガ造りの塔と、断崖絶壁にへばりつくように建てられた構造は、他の台湾の灯台とは一線を画すヨーロッパのような雰囲気を漂わせています。

灯台近くからの眺め。道の左側端を降りると一銭天。

明日はフェリーを乗り継ぎ、南竿島を経て中国本土へ戻ります。