ニイハオ!今日から桂林郊外の観光地 龍脊棚田で一泊した後、桂林へ戻ってナイトクルーズに乗船します。
9/24 龍脊棚田へ
龍脊棚田は、中国広西チワン族自治区龍勝各族自治県に位置する大規模な棚田群です。
この棚田の建設は元代の13世紀頃に始まり、清代の初期に完成したと伝えられています。標高は約300メートルから1100メートルに及び、斜面の最大傾斜は50度に達します。主にチワン族とヤオ族の人々によって数百年もの歳月をかけて山肌が切り拓かれ、現在の複雑な階段状の景観が形成されました。
年間を通じて、春には水が張られ、夏には苗が青々と茂り、秋には稲穂が黄金色に染まり、冬には雪に覆われるといった季節ごとの変化が見られます。この地域では、独自の民族文化や伝統的な木造建築が維持されており、農業景観と居住区が密接に関連して存在しています。
興坪古鎮から龍脊棚田への行き方
興坪古鎮から龍脊棚田まで直接は移動できず、一度 桂林を経由する必要があります。
興坪古鎮から桂林へ
興坪古鎮は高速鉄道の陽朔駅に近いため高速鉄道が楽です。興坪古鎮から陽朔駅までは車で20分、陽朔駅から桂林駅までは高鉄で40分で、合計一時間ほど。
有名観光地にもかかわらず陽朔に停まる列車は多くなく、日中だと8:57、13:32、13:42の三本しかありません。早めの予約が必要です。
バスで移動する場合、一度 陽朔の街を経由する必要があります。陽朔の街は高鉄駅とは反対方向にあり、陽朔の街まで一時間、陽朔から桂林まで二時間ほどかかります。
桂林から龍脊へ
桂林のバスターミナル(琴潭汽车客运站)から龍脊棚田へのバスは20分おきくらいで頻発しているようです。
僕は桂林までの高速鉄道の座席が取れなかったため、一駅手前の桂林北駅から移動しました。桂林北駅から龍脊棚田へは直行のバスがないため、一度 龍勝という街まで行き、そこから龍脊、景区と二回バスを乗り継ぐ必要があります。このルートよりは、桂林北から桂林(琴潭汽车客运站)までタクシーかバスで移動したほうが楽です。
龍脊棚田へ
まずは高速鉄道に乗るため陽朔駅へ移動します。乗りたいのは8:57発の列車……ですが、予約した二日前の時点で目的地の桂林まではチケットが取れず、かろうじて一駅手前の桂林北までの二等が取れました(約730円)。
宿泊しているホテルには高速鉄道駅への無料送迎サービスがあったため、鉄道の時刻に合わせて駅へ。
駅周辺も奇岩に囲まれ結構すごい景色です。

列車の中は立ち乗り(立席)の人も多く混雑しています。僕も取れた座席が三列席の真ん中で窮屈ですが30分ほどなので我慢です。
列車は定刻通りに桂林北駅に到着。

この時点では、百度地図に表示されないだけで桂林北から龍脊棚田へも直行バスがあるんじゃないかと思っていたため、とりあえずバスターミナル(桂林汽车客运北站)へ向かいます。

ターミナルで客引きをしていたお局っぽい係員の人に聞くと、棚田への直行のバスはなく、近くで途中下車もできないよう。龍勝という街からバスを乗り継ぐのがいいということだったのでチケット窓口に案内してもらいます。
こっちのターミナルにはあまり外国人が来ないのか窓口の係員がパスポートの扱いに慣れておらず、チケット買うのに結構時間がかかりました。
あまりに遅いので僕の後ろに並んでいた乗客のおばちゃんたちが怒り出したところで、お局の人が「お前らは身分証あるんだからオンラインで手続きしろや!」みたいな感じでキレ返していました。強い。
ちょっと時間かかったものの10時半発の龍勝までのチケットを購入(40元、約800円)。
発車までまだ30分ほどありますが、もうバスは来ているよう。お局の人が付き添ってバスまで連れて行ってくれました。ありがとう。

バスは市街を抜けて高速道路に乗り、12時前に龍勝に到着。
龍勝はタクシーいないくらいど田舎だったらどうしよう……と思っていましたが普通の街です。

龍勝から景区の入口までは路線バスでも行けますが1kmほど歩く必要がありそう。早めに行きたいのでタクシーで移動します(26元、約520円)。
旅客中心(旅客センター)に到着。エリアの入場チケットは事前にTrip.comで予約して約1,600円でした。

棚田は大きく四つのエリアに分かれており、いずれも入口からはかなり距離があります。
僕は今日は大寨というエリアに宿泊する予定。旅客中心で大寨へのバスについて尋ねると、どうも窓口では把握していないらしい。係員に「駐車場の警備員に聞け」と言われたのでそれらしい人を探して、大寨へのバスを教えてもらいます。
バスにはおそらく時刻表はなく、ルートを循環しているものに適当に乗る方式です。車体は小さなマイクロバスでローカルの村人っぽい人も乗っています。
運賃は往復で50元(約1,000円)、バスに同乗しているおばちゃんに払います(ローカルの人は運賃払ってなかったので無料っぽい)。
復路は桂林への直行バスで帰るつもりなので片道を買いたいと聞くと、「往復チケットの値段分で直行バスも割引になるから往復で買っとけ」と言われました。

バスは山道を一時間ほど走り、13時半ごろに大寨の入口に到着。とりあえず入口にあった食堂で昼食です。

螺螄粉というタニシの麺。これは広西チワン族自治区柳州の名物で、タニシ(螺螄)の出汁をベースにしたピリ辛の麺料理です。
独特の臭みが特徴らしいのですが、ここで食べたものは匂いはあまり気にならず、どこか味噌ラーメンのような親しみやすい味わいでした。福州で食べて以来ちょっとタニシにハマってしまってます。

龍脊棚田
今日は棚田の中腹にあるホテルに泊まる予定なのですが、結構傾斜があって登るのは大変そう。
一度 ロープウェイで最上部の展望台まで行って、ホテルまで降りて行くことにします。

普通のロープウェイは乗車エリアでワイヤーを切り替えて乗車しやすいスピードまで減速しますが、ここは切り替えがなく早いままで来ます。乗降するときちょっと怖い。

ロープウェイの窓からは一面の棚田が。棚田はかなり傾斜のある斜面に作られており、合間に民家が点在しています。

ロープウェイは20分ほどかけて山頂の展望台を目指します。思ったより距離は長く傾斜もあるため、歩いて登ると結構時間がかかりそうです。



ロープウェイは20分ほどで展望台(金仏頂)に到着。標高が上がったせいか普通に寒い。
眼下には棚田の大パノラマが全面に広がります。山肌に沿って作られた棚田の曲線が美しい。

遠く隣のエリア(小賽紅)も見渡せます。というかめちゃくちゃ広いな。

展望台からホテルのある集落のほうへ遊歩道を下っていきます。

「作物荒らすなよ」的な看板。棚田は観光用に見た目だけ整えているわけでもなさそうで、農作業している人は結構見かけます。

しばらく歩くと集落が見えてきました。

展望台から30分ほど歩いてホテルに到着しました。今日の宿は「舞燕虹雲ホテル」で一泊約6,600円。


部屋はいい感じのライスフィールドビューです。というか、この辺に泊るとどこでも棚田は見えそうです。


この日はそのままホテルでゆっくり。
夕食はホテルの食堂で「啤酒魚」という料理を。これ桂林市街でもよく見かけて気になっていました。漓江の川魚を二枚おろしにして、鱗も含めてまるごとビールで煮込んだ感じです。

アルコールはほとんど飛んでいて、どろっとしたスープは魚介家系ラーメンみたいな感じでご飯が進みます。
料金はキロ売りが普通でここは68元/キロ。ビールとかご飯合わせて154元(約3,080円)だったのでだいたい2キロくらいの魚だったのかな。一人だとギリ食べきれるくらいのボリュームでした。
9/25 両江四湖ナイトクルーズ
桂林へ
今日は桂林市街へ帰ります。
大寨から桂林への直行バスは9時から16時まで一時間半おき。ホテルに頼んで12時のバスを予約してもらい、それまでのんびり過ごします。
11時過ぎにホテルを出発して、棚田を散策しながら景区入り口へ。

11時半ごろに入口に着くと、すでに桂林行きのバスが停まっていました。運賃は桂林まで50元(約1,000円)。
行きで往復チケットを買った分が差し引かれて割引になるはずが、バス会社が違うらしくダメでした。バスの運行会社は一社だけかと思ってましたが、ちゃんと確認しておくべきでした。

市街で前に泊まっていたホテルに戻り、夕方まで休みます。
両江四湖ナイトクルーズ
両江四湖ナイトクルーズは、広西チワン族自治区桂林市の中心部を一周する環状水路を巡る観光船事業です。漓江、桃花江の二つの川と、杉湖、榕湖、桂湖、木龍湖の四つの湖を連結しており、総延長は約7.3キロメートルに及びます。この航路は、かつて宋代に築かれた堀を再整備する形で2002年に開通しました。
運航される船舶には、空調完備の大型船や、視界の広い小型の開放型船など複数の種類が存在します。航路の最大の特徴は、木龍湖と漓江の間に設けられた船舶昇降用の水門システムです。船はこのドック内で水位調整を受け、異なる水域間を移動します。コース沿いには、世界各地の著名な橋を模した19の橋梁や、金銀に輝く日月双塔が配置されています。
桂林最後の観光として市内のナイトクルーズへ行きます。チケットはKlookで購入して約4,100円。
事前に旅行会社から「埠頭の窓口でチケットを発券しろ」という連絡あったので埠頭へ。旅行会社に指示されたやり方だとうまくいかず、結局 旅行会社と埠頭の係員で電話してもらって発券できました。
旅行会社には「30分前まで」に発券しろ、と言われたんですが、たぶん「30分前から」発券できる、の間違いだったよう。というかこの担当者、自分が間違ってたのにまったく謝らないな。発展途上国はこうじゃないと。

出航時刻の19時半になり船に乗船。船は満席になるくらい混みあっています。

座席は片側三列のボックス席で、僕の座席は三列席の真ん中でした、予約時には座席指定できないので運なのかな。

先日登った畳彩山。水路沿いはところどころ観光向けにライトアップされています。
ライトアップの色味は鍾乳洞とかと同じでどぎつい。

ルートの途中には水門があり、前後で水位が違います。船を水門の間の仕切り(閘門)に入れて水位の切り替えが行われます。少しずつ水位が上がっていくのはちょっとワクワクします。
この辺から船外に出られるようになり、デッキは記念写真をとる中国人観光客で大混雑です。


途中、観光客向けのアトラクションとして舞踊やらローカルの漁船がいるところも。




日月双塔。建物はだいぶ新しく、2000年代の再建らしい。

船は一時間半ほどで二つの河と四つの湖をまわりクルーズ終了です。
「とりあえず回るところは多いほうがいいか」と思って「両江四湖」ルートにしたのですが、デッキに出られない河エリアはそれほど楽しくはありません。メインの見どころに絞るなら「四湖」ルートでも良さそうです。
正陽歩行街
ホテルのすぐ近くに歩行者天国の屋台街があったので、滞在中はだいたいそこで食べてました。


桂林米粉
名前の通り桂林の名物的な米粉(ライスヌードル)、20元(約400円)。
店ごとに秘伝のタレがあるらしく、日本でいうラーメン的な感じでしょうか。僕が食べた店のはカリカリに揚げた豚肉とか具だくさんで食べ応えがありました。

璃江魚粉
漓江で獲れた新鮮な川魚をじっくり煮込んで作る米麺(28元、約560円)。位置付け的には魚介ラーメン的な感じか。

油茶
油茶はもともとはヤオ族の伝統料理で、茶葉を油で炒めて煮出したもの。食堂とか屋台だと揚げ米などの具に注いで食べるのが一般的なよう。
この屋台のは「桂花飘香油茶」という名で桂花(金木犀)の香りが立つようにしたもの(15元、約300円)。お茶漬けみたいなイメージですがちょっとスパイシーでサクサクしてます。


口磨蝦滑
ホワイトマッシュルーム(口磨)の中にエビのペーストを詰めて団子状にしたもの(26元、約520円)。
食べた時は口磨の意味が分からず、餃子みたいなものかと思ったら触感がキノコだったのでめちゃくちゃびっくりしました。


爆汁生煎
肉汁を閉じ込めた焼き小籠包のこと。これはエビ版(16元、約320円)。

野生河蝦餅
右側。野生の河エビのかき揚げ。その場で揚げなおしてくれるのでサクサク(10元、約200円)。


桂花凉粉
大同で食べた涼粉は主食的な麺料理でしたが、ここではデンプンゼリーを使ったスイーツを指すよう。
桂花凉粉はゼリーに桂花(金木犀)のシロップをかけたもので桂林の定番スイーツっぽい(10元、約200円)。


甜酒醸
甜酒醸は蒸したもち米に麹を加えて発酵させたもの。
甘酒のような感じですがアルコールはほとんど感じられず、あんみつみたいなイメージでしょうか。これも桂花(金木犀)のシロップで味付けするのが定番らしく、「桂花甜酒醸」で10元(約200円)。


明日から張家界へ移動します。
