平渓線 途中下車の旅(2025/9/7-8)

台湾

ニイハオ!今日から基隆へ移動し、郊外の平渓線沿線を観光します。

9/7 普通列車で基隆へ

コメダ珈琲で日本と変わらない朝食をとりつつ時間をつぶして、11:19発の普通列車で基隆へ向かいます。

台北から基隆へは一時間ほど。本来なら一日かけるような移動ではないのですが、乗りたいフェリーが明日の夜発のため今日は基隆でゆっくりします。

基隆に戻ってきたのは約2週間ぶり。たった2週間ですが、なんだかかなり久しぶりな感じがします。やっぱり港街の雰囲気はいいなあ。

中国に戻るとしばらく美味しい日本料理は食べられないので、食べ納めということで「船食」という日本料理店へ。

この辺の路地裏好き。

9/8 平渓線 途中下車の旅

今日は基隆郊外を走るローカル線「平渓線」に乗って十分駅まで行ってきます。

基隆から十分までは直線距離で見ると10kmちょっとしかないのですが、山を大きく回り込むルートになるため乗り換えを含めると一時間以上かかります。

まずは9:21発の台北方面行き普通列車に乗り、途中の「八堵(バードゥ)」駅で下車します。 以前通過したときは意識していませんでしたが、この八堵駅は、東海岸を走る「宜蘭線」と基隆方面への支線の分岐点となる重要な駅のようです。

八堵から宜蘭線に乗り換え、「瑞芳(ルイファン)」駅へ。ここでようやく平渓線に乗り換えです。

平渓線は1時間に1本程度と本数が少なく、のどかなローカル線だろうと想像していたのですが、ホームにはそこそこ観光客がいます。

列車がやってきたのでホームの先をふと見ると、駅員さんと運転士さんが丸いリングを受け渡ししていました。 これは「通票(タブレット)」と呼ばれるもので、単線区間で列車同士が衝突しないようにするための通行手形のようなものです。アナログ感あっていいな。

しばらく列車に揺られ、まずは最初の目的地、十分駅に到着です。

十分(シーフェン)

十分といえば、線路ギリギリまでお店が迫り出し、そのスレスレを列車が走る光景(十分老街)が有名です。 改札を出るとすぐにその活気が目に飛び込んできます。

列車が通り過ぎると、何組かの人々が線路のすぐそばで天燈(ランタン)を空へと飛ばし始めました。 ランタンに願い事を書いて飛ばすのが観光イベントとして定着しているよう。

そんな賑わいを横目に、線路沿いの道を20分ほど歩いて「十分瀑布」へ向かいます。

滝は思ったより大きくて見応えありました。

帰り道、ちょうど鉄橋を列車が通るところでした。

三貂嶺(サンディアオリン)

この次は猫村として有名な猴硐という駅に行こうと思っていたのですが、まだけっこう時間に余裕があります。

特に下調べはしてなかったんですが、猴硐の一駅手前の三貂嶺駅が雰囲気良さそうだったので降りてみました。乗客はみんな猴硐へ行くようで、ここで降りたのは僕一人だけです。

「三貂(サンディアオ)」というちょっと変わった地名はこの辺の民族伝承とかに由来するのかな、と思って調べてみると、意外なことにスペイン語の「サンチャゴ」が元らしい。台湾南部を支配していたオランダに対抗するスペインが北側で見つけた岬に「三貂」と名付けたのが始まりで、それが地域全体を指す名前になり、その中の嶺が三貂嶺と呼ばれるようになったんだとか。スペイン人、どこに行ってもサンチャゴと名付けるイメージあるな。

川を挟んで反対側に遊歩道やトンネルが見えるので歩いて行ってみようと思います。

三貂嶺の駅舎には道路がつながっておらず、付近に橋とかもありません。線路の脇の遊歩道みたいなところを歩いて一度村の方に出て、大きく回り込んでトンネルの方へ向かいます。

このトンネルは「三貂嶺生態友善隧道」といい、かつて石炭輸送に使われていた旧宜蘭線の廃トンネルを再整備した遊歩道です。 トンネル内はコウモリの生息地となっており、照明は必要最低限。徒歩のほか、自転車でも通り抜けられるようです。

公式サイトで事前予約が必要なのですが、係員さんがその場でやり方教えてくれて入れてもらえました。

駅には誰もいませんでしたが、トンネル内では数人の観光客とすれ違いました。おそらく車で反対側の入り口からアクセスするのが一般的なのでしょう。

内部はちょっと歩けるくらいかと思ったらめちゃくちゃ長い。全長は3km強で、歩いていて終わりがあるのか不安になるくらい長いです。

しばらく歩いてトンネルを抜け、反対側へ出ました。地図を確認すると、ここから平渓線に戻るよりも宜蘭線の「牡丹駅」まで歩いたほうが近そうです。宜蘭線を使っても次の目的地である猴硐へ行けるため、のんびりと田舎道を歩いて牡丹駅へ向かいます。

牡丹駅の周辺はアートな雰囲気です。この辺、駅ごとに全然雰囲気が違っていいな。

ちょうどやってきた14:20の列車に乗って猴硐へ。平渓線と比べると車両数が多い。

猴硐(ホウトン)

ここはCNNにより「世界6大猫スポット」の一つに選ばれたこともある、世界的に有名な「猫村」です。日本だと福岡の相島も選ばれています。

相島には行ったことがないのでわからないのですが……同じく有名な田代島みたいにわらわらいるかと思ったらそこまでじゃありません。

駅周辺にはお洒落なリノベーションカフェも多く、歩き疲れた足を休めるのにも最適です。 「Meow茶」というカフェに入り、奶香金萱烏龍茶(160台湾ドル)を注文。甘い香りのお茶で癒されます。

しばらく休憩した後、来た時と同じく列車を乗り継いで16時過ぎに基隆へ帰りました。

この後は夜行フェリーで馬祖列島 東引島へ向かいます。