この日はオルドス(鄂爾多斯)を日帰り観光する予定……だったのですが、大雨のため何もできずに過ごしました。
7/24
今後の旅程
元々の予定では今日オルドスのチンギス・ハン陵を観光して、明日25日に銀川に移動、その後蘭州へ行くつもりでした。
ですが、25日に予約していた銀川行きの普通列車が運休→予約しなおした26日の列車も運休ということで旅程の予備日がなくなってしまいました。
今後の予定と行きたい観光スポットから27日中には蘭州に到着したい。鉄道での銀川経由の移動は難しそうなので、残る選択肢は二つです。
- 長距離バス: パオトウ→オルドス→銀川→蘭州で行けそうですが二、三日かかりそう
- 高速鉄道: パオトウから蘭州まで一日で移動できる
いろいろ考えた結果、今回は銀川経由をあきらめて27日に一気に蘭州へ行くことにします。
結果、今日24日から26日までの三日間パオトウに滞在することになりました。今日は一日雨の予報なので休息日にし、明日から観光しようと思います。
ところで、Trip.comで予約した鉄道が運休になった場合、そのままでは返金されず自分で返金申請をする必要があります。
返金申請にも手数料が必要なので、鉄道の運休が続くとTrip.comの予約手数料+返金手数料が繰り返し取られます。数百円とはいえちょっと悲しい。せめてどちらかは無料にしてほしい。
※Trip.comのダイヤモンドステータスだと2回まで返金手数料を無料にできるのですが、このオプションを使うかどうかを予約時点で指定しておく必要があるので運休のケースでは実質使えません。
ショッピングモールへ
ホテル周辺にはローカル食堂くらいしかなく暇すぎるので、近くのショッピングモール「ビクトリーモール(维多利商厦)」へ路線バスで行ってみます(1元、約20円)。

周辺には他のモールもあり、この辺りでは一番賑やかなよう。

モールの地下にフードコートがあったので食事。

四川腊肠炒饭(四川風のソーセージチャーハン)を頼んだら調理に使ったフライパンがそのまま出てきました(18元、約360円)。見た目的にはお洒落なデザインの食器に見えなくはない。

まあ、別の店では拉麺を作った小鍋をそのまま客に渡していたので、単に盛り付け面倒なだけでしょう。
辣(辛いのOK)にしましたがそこまで辛くもなく、普通に美味しい炒飯でした。

食後はスターバックスで休憩。中国で入るのはたしか初めてのはず。
以前、スタバは中国では苦戦しているというニュースを見ましたが結構賑わっています。が、どうも注文せずに居座ってる客もそこそこいるよう。普通に追い出したほうがいいと思う。

焦糖华夫脆脆软雪星冰乐(キャラメルワッフルスノーフラペチーノ)で38元(約760円)。口頭では絶対伝わらなそうですが、WeChatとかのミニアプリで注文できるので中国語できなくても安心です。
7/25
ホテルを移動
今日こそ観光するぞと思ったのですが朝から雨。昨日時点の予報では曇りのはずでしたが、むしろ昨日より激しい豪雨です。昨日の雨は観光できないほどじゃなかったので失敗しました。
ホテルの前がすでに池です。

今日からの宿はバスターミナルに近いパオトウ東に取り直しています。とりあえず移動して出かけられそうか考えることにします。
パオトウとパオトウ東は同じ市ですが20kmほど距離があるためタクシーで移動。雨で冠水しているせいもあり45分ほどかかりました(53元、約1,060円)。

ホテルに荷物を預けます。この雨だと観光厳しい気はしますが、いちおうバスターミナルへ行ってみます。
バスターミナルへ
雨のせいかタクシーが全然捕まりませんでしたが、しばらく待ってようやく移動。
バスターミナルの一ブロック手前に差し掛かったところで、運転手に「もうすぐそこだからここまで!」みたいなことを言われて降ろされます。
まあ近いしいいか……と歩いて行こうとしたら道が川になってました。このせいで降ろされたのか。

こんな中でもバスは発車してるのでターミナルは機能しているようです。中国の大雨のニュースはよく見るので、これくらいなら通常営業の範囲なのかもしれません。
冠水している道の舗装の凸凹から、トレッキングシューズで歩けそうな水深が浅いところを選んでバスターミナルへ(奥の茶色い建物)。

なんか真っ暗ですけど営業してるのかな……。

近くにいた人に聞いてみると、雨で停電しているものの営業はしているそう。
バスターミナルを使うのは明日で、今日行こうとしている郊外のチベット仏教寺院 五当召への路線バスは目の前の道の反対側から出ます。
対岸のバス停の様子。消防車が来ているのはさすがに通常営業の範囲ではない気がします。

この雨だと帰ってこれなくなる可能性もあるし、観光しても楽しめなさそう。今日の観光は諦めます。
雨が収まるまで近くにあるカフェに行こうかな、と思いましたが道が川なので渡れません。同じブロック内の食堂でしばらく時間をつぶします。
食べたい料理の札と小皿を自由に取って会計するよくあるタイプ。

夕方には雨が上がっていたので、近くの食堂へ。店頭に出ていた写真から小さいスープかと思ったら火鍋でした。
こういうのは一人だと入りにくいので避けてたんですが、たまには食べてみることに。
猪肚鸡(豚の胃袋と鶏の薬膳火鍋)で89元(約1,780円)。二人用でも思ったより大きく、なんとか食べ切れるくらいのボリュームです。

公安訪問
今夜からのホテルは「ALAN·銀際ホテル」で一泊約4,400 円。今朝までのところより料金上がりましたが割とお洒落めで居心地いい。

ホテルでくつろいでいると21時くらいにドアベルが鳴らされます。
ホテルにいるとたまにフードデリバリーの人が部屋を間違えて来ることがあります。今回もそうかと思いつつ覗き窓を見ると警官が三人立っています。
……これは話に聞く公安の夜間訪問というやつでしょうか。
中国のホテルでは、まれに夜に公安(警察)が客室を訪れることがあります。中国の法律ではホテルが公安に外国人の宿泊情報を報告する義務があり、その確認の一環として行われています。
公安が来るのはもっと田舎の、外国人がほぼ来ないような町だけかと思っていました。全く予想していなかったのでちょっと焦ります。
訪問してきた三人のうち、一人は英語が喋れる人だったので助かりました。
ビザとか職業とかルートとか基本的なことを割と細かく聞かれ、15分ほどで解放されました。今回は英語が話せる人がいたので大丈夫でしたが、田舎で中国語のみでやられると結構きつそうです。
明日こそオルドスのチンギス・ハン陵を観光します。