鄭州黄河風景名称区を観光し、武漢へ移動(2025/8/6-8)

中国

ニイハオ!鄭州では黄河風景名勝区を観光し、武漢へ向かいます。

8/6

何もしない一日

この日は予備日にしていたため特に何もせず、近くのビル内にあったフードコートに行ったりしてました。

红烧牛肉拌面という混ぜそば的なもの(15元、約300円)。少し花椒(四川料理でよく使うスパイス)が入っているのか、ミントに似たスースーした辛みがあります。

昨日から泊まっているホテルは「卡芙特コレクションホテル」で一泊約3,300円。

商業ビルの一部を借りてホテルにしている形で、この建物には同じようなホテルがたくさん入っているためとんでもないことになっています。

8/7

今日は黄河風景名勝区を観光した後、午後の列車で襄陽へ移動する予定です。

鄭州黄河風景名勝区

鄭州黄河風景名勝区は、北に 黄河、南に 邙山 を望む、面積20平方キロメートル超の広大な景勝地です。

この地は黄河中下流域と黄土高原の境界に位置し、いわば中国文明発祥地の一部としても位置づけられています。 観光ゾーンは「五龍峰」「骆驼岭」「岳山寺」「炎黄二帝塑像」「刘邦・项羽古城」など5つ以上の主要エリアから構成されており、自然景観と歴史文化の双方が展開されています。

代表的なランドマークとして、全高106 mを誇る「炎黄二帝巨型塑像」もこのエリア内に設けられています。 訪問時には、黄河を望む山上からの眺め、歴史を刻んだ石碑群、そして河岸沿いの植樹された緑化区域などを通じて、黄河文化とその地理的・文明的意義を感じ取ることができます。

7時ごろにホテルをチェックアウトし、歩いて5分ほどの地下鉄駅へ向かいます。

鄭州東駅の付近はまだ開発中のようで、路上駐車とか割とフリーダムです。この道路、片側三車線のはずなんですが……。

周囲は一部を除いて人の気配もなく鬼城(ゴーストタウン)のよう。高鉄で出かける人たちが駐車場がわりにしてるのかな。わからん……。

ホテルのある鄭州東駅付近から黄河風景名勝区へは地下鉄で1号線-2号線と乗り継ぎます。

地下鉄の路線表示には行先方面の駅名だけでなく方角表示があります。土地勘がない場所だとどこ方面行きに乗ればいいかは覚えきれませんが、方角ならわかりやすくてありがたい。

一時間ほどで景区まで近そうな駅(贾河)に着きました(5元、約100円)。ここから名勝区まではバスもありますが、ちょっと時間かかりそうなのでタクシーで移動することにします(29元、約580円)。

門をくぐるとすぐチケット売り場があります。僕はTrip.comで事前に購入して約970円でした。

広い園内を観光車が決まった循環ルートを走っており、停留所ごとに降りて観光していくスタイルです。

観光車はチケットゲート入ってすぐのところに停まっていますが、チケット売り場も購入用QRコードも見当たりません。運転手さんに聞くととりあえず車に乗せられ、少し走った先の別のチケット売り場に連れていかれました(20元、約400円)。

そのまま観光車に乗りまずは黄河沿いの公園へ。これは……まあ景色は川としか言いようがないな。

ですが、この景色を眺めつつこれまで訪れた黄河近くの都市(蘭州、パオトウ、フフホト、西安、洛陽など)を思い返すと感慨深いものがあります。

再び観光車に乗り、近くにある博物館へ。黄河の地質とか化石とかが展示されています。中にめちゃくちゃ涼しい部屋があったのでしばらく涼みます。

黄河中流域は火山灰や砂塵が何万年も積もった柔らかい黄土層が広がっており、それが侵食されることで様々な変わった地形ができているそう。

続けてメインとなる展望台へ行くためロープウェイ乗り場へ向かいます。

展望台からは黄河の湾曲がよく見えると聞いて期待していたのですが、ロープウェイは定期点検のため停止中でした。

その後はちょっとした展望スポットやらを回り、入り口近くの広場へ。

ここから巨大な石像(炎黄二帝巨型塑像)が見えます。頭部の高さだけで50メートルほどあるため結構迫力があります。工事には十数年かかり、完成したのは2007年で意外と最近です。

大雨のため足止め

景区の出口に行くと、ちょうど街のほうへ戻る路線バス遊16路があったた乗り込みます(5元、約100円)。Alipayで鄭州のバスカードを発行するには身分証番号が必要だったため現金で払いました。

バスに40分ほど揺られ、地下鉄駅すぐそばのバス停で降りて中心部へ戻ります。

この後は別の遺跡を見学して、夕方の列車で襄陽という街に移動するつもりです。

街中のマクドナルドで休憩した後、外に出るととかなり激しい雨が降っていました。風も強く、傘があっても外に出たくないレベルの大雨です。

ここからホテルまでは一時間ほど。仕方ないのでもうタクシーで帰るか、と思い道路沿いを見ると、深さが足首くらいまではありそうな川ができてました。これはタクシーを呼んでも乗れないな……。

川はどう見ても履いているトレッキングシューズ以上の水深がありそうです。中国の汚水に足を浸す気にはならないのでしばらく待ちます。

この雨ではさすがに中国人でもきついのか、大部分の人は軒先とかで雨が収まるのを待っています。そんな中、小綺麗な格好をした女性が水没したバイクを起こして走り去って行きました。強い。

しばらく待っても雨が止む気配はありません。仕方がないので今日の観光と移動は諦め、鄭州にもう一泊することにします。

結局、二時間ほど待って雨が小降りになり川の水が引き始めた隙をみて地下鉄で帰りました。

8/8

高速鉄道で武漢へ移動

今日は武漢へ移動します。

10:40ごろにホテルをチェックアウトして駅へ。地図上ではホテルから駅の東口まではそう遠くないため歩いていくことに。

駅に着いてから気づいたのですが、改札口にいくためには建物内で東口から南口まで回り込む必要があります。大きい駅なので結構な距離です。体力的にはともかく暑さがきつい。

鄭州東駅から武漢までは二時間ほど。一等で約9,700円でした。

今日のホテルは駅から歩いてすぐのところに予約しています。外は暑いので近くの地下鉄駅の中を通り抜けられないかと思ったら、通り抜けができないタイプでまたもや無駄に歩きました。

今日のホテルは「武漢光年Sホテル」で、一泊約5,400円。部屋はきれいなんですがシャワーがほぼ冷水です。ちょっと水圧弱いとか温度低いとかはたまにありますが、格安というほどでもないのにこれは初めてだな……。外が暑いのでなんとか浴びられますけど。

ホテルの周囲は駅近にもかかわらず閑散としており、食事ができそうなところもありません。結局、少し離れた団地の中にある食堂へ。

鸡蛋肉丝炒饭と羊肉餃子(21個)で39元(約780円)。餃子へ適当に頼んだらちょっと多すぎました。

明日は赤壁古戦場を日帰り観光します。