ウランバートルからカラコルムへ7時間バスの旅 (2025/7/6)

モンゴル

今日は長距離バスでカラコルムへ向かいます。

カラコルムまでは7時間ほどの移動です。時間短いし余裕だな。

昨日30時間弱の長距離バスに乗ったばかりなので、ちょっと感覚がおかしくなっています。

ちなみにtapaだと移動時間は5時間と表示されています。予定時刻に着けたことあるのだろうか?

ノミンバスターミナルへ

ウランバートルの長距離バスターミナルは以下の通り二つあります。

僕はこの時、他の旅行者やモンゴル人との会話から「ドラゴンは現在使われておらずノミンだけ」という間違った理解をしていたので、何も考えずにノミンへ向かいました。カラコルム行きはノミンから出るので結果的に問題はありませんでしたが。

モンゴルの白タクは初日に面倒なのを引いたので若干トラウマです。荷物はありますが路線バスで行くことにします。

バスは11時発なので、少し早めに9:45にホテルを出発。

ホテルとバスターミナルはともに同じ幹線道路に面しているため、繋いでいるバス路線が複数あります。近くのバス停からч:13路線のバスに乗車。運賃500トゥグルグ(約20円)

ウランバートル市内バス用のバスカードもあるのですが、僕は作るのが面倒だったのでいつも現金で払っていました。

15分ほどでバスターミナル最寄りの停留所へ。停車ボタンは出口の脇にありますが、中国とかと同じで誰も押していません。

ターミナルに隣接するスーパーで軽食を買い出ししてバスターミナルへ向かいます。

バスターミナルといっても改札やプラットフォームはなく、駐車場に停まっているバスの中から自分で見つけて乗る形です。

tapaでの予約時に表示されるバスのナンバープレートで探すのが簡単。この時は知らなかったのでキリル文字の行き先を見たり運転手に聞いたりしながら乗車しました。

カラコルムへ

バスは定刻通り11時に発車。予約した時点ではまだ空席がありましたが、ほぼ満員です。運賃は37,400トゥグルグ(約1,500円)。

ルートの8割くらいは昨日通った道を戻る虚無な時間です。途中の町で下車して乗り換えできれば時間短縮できるのでしょうが、そんな町は経路上になさそうでした。

カラコルムはウランバートルの西にあります。道路の構造上バスターミナルから直接西に行けないため、昨日と同じくまずは東の街中へ向かい、Uターンしてから西へ向かいます。

バスは少し走って止まると、幹線道路沿いに座り込んでいる物売り(屋台ですらない)から水とか軽食を買ってました。昨日見かけた時は、「商店とかがそこら中にあるのに誰が買うのか」と思ってましたが、想像力が足りなかったか……。

こんな感じで路上にポツポツ立ってます。写真はオルギーから戻る時のもの。

車内ではMondu TVというチャンネルを流し始めました。このバスはフロントにモニターがあってMVも映ります。

昨日のバスとはちょっと雰囲気が違って、草原で馬走らせるとかユルトの中で酒飲んで笑い合うとか伝統的・愛国的なイメージです。自国に誇れる文化があるのはいいな。

一時間ほどかかってようやくウランバートルから出ました。そのあとは広大なユーラシアステップの中を進みます。

15時ごろ、エルデネサントを通り過ぎたところで食事休憩。

オルギーからのバスでも同じくらいの時間に食事休憩がありました。バスだと15時くらいの食事休憩が一般的なのでしょうか。

昨日立ち寄った綺麗なサービスエリアとは違いローカルな雰囲気で、商店や食堂が連なっています。

トイレはどこかと探していると、他の乗客たちが建物の間にある扉を開けて奥へ向かっていきます。

建物同士の隙間にある通路に入っていいのか不安になりつつ着いて行くとトイレがありました。特に看板とかないので一人なら見つけられなかったな。

16:40ごろに昨日の道から外れカラコルム方面へ。ここからは未知のルートです。といっても風景はそんなに変わりません。

カラコルムに到着

18時前にカラコルムのバスターミナルに到着。ゲストハウスの方がピックアップに来てくれました。

予約したのは「ガヤズ・ゲストハウス」でシャワートイレ共用の個室で一泊40ドル(約5,800円)。

カラコルムも予約サイトに掲載されている宿は少ないですが、実際に行くと中級ホテルやゲストハウスが結構あります。

もともと9日まで三泊滞在する予定でしたが、ちょうど9日からモンゴル最大のお祭りナーダムがあると聞き延泊することにしました。

オーナーご家族のうち妹さんは日本に留学してたこともあり日本語が上手です。

ゲストハウスはこの旅で泊まった中では一番賑やかでいい感じです。たぶんモンゴルに来る人の年齢層が若干高いせいか、騒いでいる人はおらず思い思いに楽しんでいる感じ。まあ僕は部屋から出ないんですけど。

夕食は30分ほど歩いた先のレストランTitem boruへ。

「тахианы мах, темс, чинжуу, соус, будаа(鶏肉じゃがいも唐辛子ソースごはん)」を注文。これ料理名だと思ってたんですが、材料を列挙してるだけだな。

アルタイゴビという国産瓶ビールと合わせて24,500トゥグルグ(約980円)。

ソースは何かわかりませんがパイナップルと合わせて甘みがあって美味しいです。味も量もちょうどいい感じで、カラコルムにいる時は毎日通っていました。滞在中に食べた中ではこれが一番好きです。

明日は突厥の遺跡ホショ・ツァイダムへに行ってきます。