タシデレ!今日は青蔵鉄道に乗り、チベット自治区の首府 ラサ(拉薩)へ向かいます。
チベット自治区への入域
これまで旅してきたチベット自治州とは異なり、チベット自治区では外国人が自由旅行することはできません。
旅行には事前にツアー会社を通してのパーミットの取得と、ガイドの同行が必須です。
パーミット取得時には全行程のスケジュールと宿泊先を登録する必要があるため、現地で旅程を変更することもできません。
また、ラサまで鉄道で行く場合、乗車駅での改札時にパーミットの原本が必要です。原本はツアー会社から西寧などのホテルに送ってくれます。
ツアー申し込み
チベットはツアー必須ということで、今回はグループツアーに申し込んで回ることにしました。
ツアー会社に個人で行きたいと言ったら「めっちゃ高いよ」と言われ日和ってしまった。
僕が申し込んだのはTibet Vistaという会社の「13 Days to the Sacred Mt. Kailash and Lake Manasarovar: Most Classic Small Group Tour from Lhasa to Kathmandu」というツアー。
ラサやエベレストベースキャンプ、カイラス山の巡礼トレッキングを行いネパールへ抜ける13日間のツアーです。
料金は時期によりますが、僕が申し込んだときは2,000$ほど。三ヶ月前までの予約で5%割引になります。
このツアーは少人数、外国人向けということで少し高め。同じ日程でも多人数の安いツアーなら1,500$くらいからあるようです。
ここに一人部屋追加料金や一日のプライベートツアー、ラサまでの鉄道運賃などもろもろ含めて合計は2,880$(約46万円)になりました。
青蔵鉄道でラサへ
僕はできるだけ陸路で行きたいので、ラサまでは鉄道で向かいます。
西寧からラサまでの路線は青蔵鉄道と呼ばれ、その全長は1,956キロメートル。全線のおよそ半分にあたる960キロメートル以上の区間が標高4,000メートル以上の高地に敷設されており、世界で最も高い場所を走る鉄道として知られています。
この切符が取れないと悲惨なことになると思い、手配は旅行会社にお願いしました。
ラサ行きの列車は22:00発。時間に合わせて西寧駅へ向かいます。

駅への入場時、改札時、乗車時と繰り返しパーミットのチェックがあります。
発車案内に謎の地名があると異国情緒があっていい。

改札は他の鉄道駅と比べるとちょっと秩序がない感じです。
外国人は中国身分証が必要な自動改札を通れないため有人改札に並ぶ必要があるのですが、通路が曲がっているためどこが有人改札かわからん。

列車は中国の一般的な普通寝台列車(緑皮車)です。

寝台は他の軟臥(二段の軟らかいベッド)と変わらない感じです。

列車は一時間ほど走ったところで停車。何かの時間調整か、ここで夜を明かすのか……と考えているうちに寝てしまいました。
翌朝7:30ごろゴルムド(格尔木/格爾木)に到着。
ここはまだ青海省のため、自治区のパーミットは要りません。このダイヤならゴルムドから乗ればよかったな。
列車は火星のように荒涼とした風景の中をゆっくり走ります。

岩山の間にミルク色の川による陥没谷が。この谷の中の道路、冠水したりしないのかな。

この辺は集落もなく、家畜もほとんどいません。走っている車もトラックばかり。
西寧の無印良品で仕入れた命綱。同室の中国人とお菓子交換したり大活躍でした。

徐々に標高が上がり雪景色に。13時半ごろ雁石坪という謎の町を通過。
小さい駅舎があり、ローカルの人が降りていきます。

最高所5,068mのタングラ(唐古拉)を越えチベット自治区へ。
措那湖。標高約4,650メートルで、世界で最も標高の高い場所にある淡水湖の一つらしい。
「措(Tso)」はチベット語で湖を指すため「措那湖」というのは二重表現な気がしますが、中国語でも普通にこう呼ばれているよう。意味は「黒い湖」。


ラサが近づくと家畜や遊牧民がちらほら。

17時半ごろ那曲に到着。18時過ぎにはラサに着く予定だったんですが、このペースだと絶対無理だな。

列車は二時間半ほど遅れて、20時過ぎにラサに到着しました。

ラサへ到着
チベット自治区はガイド必須ということで、駅からホテルへはツアー会社のピックアップがあります。
もっとも、食事や買い物とかちょっとした外出なら自由行動してもいいらしい。

集合場所に向かう途中で声をかけてきた人、客引きっぽいと思って無視していたらツアー会社の人でした。最初にちゃんと名乗ってくれ。
ラサの街は大都会で、近代的な高層住宅やショッピングモールもあります。
送迎の車でホテルに到着。拉萨新鼎大酒店というところで、お湯とかもしっかり出ますし中国内地の中級ホテルとあまり変わらない感じです。


明日は個人ツアーでナムツォへ行ってきます。

