タシデレ!今日は理塘から甘孜(カンゼ、Garze)へ乗り合いタクシーで移動します。
甘孜は古くから茶馬古道の川蔵線(四川ルート)における交通の要衝として栄えた街です。古道はいまでは国道317号線(G317、川蔵北路)へと置き換わり、遠くチベット自治区の拉薩(ラサ)へと続いています。
また、バックパッカー的には以下の街へのアクセス拠点としても有名……でしたが、現在は中国政府によって外国人立ち入り禁止となっているため行くことはできません。
- セダ(色達 / Seda): チベット仏教ニンマ派の巨大な仏学院「ラルンガル僧院(Larung Gar)」がある。広大な谷全体を、尼僧や僧侶たちが暮らす赤い無数の小さな木造小屋が埋め尽くしている。
- ヤルチェンガル(亜青寺 / Yarchen gar): セダと並び称されるもう一つの巨大な仏学院。川の中州のような場所に赤い修行小屋が密集している。
残念ですが今回は甘孜のみを観光します。
理塘から甘孜への移動方法
理塘から甘孜への乗り合いタクシーのうち、定時運行しているのは一日一本。朝9時発で運賃は121元(約2,800円)、定員8名です。
車は理塘のバスターミナル(新理塘客运站)から発車します。
百度だと到着は甘孜バスターミナル(康北客运中心)着となっていますが、僕が乗ったときは少し離れた乗合タクシー乗り場に着きました。
これとは別で、客が集まれば発車するタイプの車は随時あります。
乗り合いタクシーで理塘から甘孜へ
出発時刻にあわせて理塘バスターミナルへ。
発車時刻は9時のはずですが、8:40くらいに僕一人だけを乗せて発車してしまいました。当日 飛び込みでチケット買う人はいないのかな?

車は街はずれで4人ほど別の乗客を拾います。今日は定員に余裕があり、隣席が空いているので楽です。
外は一面の雪景色。道路は一部凍結してアイスバーンになっています。車は傾斜のある山道でも普通にスピード出すのでかなり怖い。

峠を越えた後は標高が下がり、周囲にチベット集落が点在しています。

チベット建築も地域によって結構スタイルが変わり、この辺のは福建土楼の四角い楼(方楼)みたいな2~3階建ての建物が多いよう。

おそらく甘孜など四川の高原地帯でみられる「碉房 / ディオフアン」という様式でしょうか。福建土楼と同じく、匪賊対策のために1階に窓を作らず平たい石を積み上げた壁が特徴なんだそう。
車は14時過ぎに無事 甘孜に到着。バスターミナルではなく街の中心部にある乗り合いタクシー乗り場に到着しました。

理塘は高原の中に街がある感じでしたが、甘孜はもっと山が近く周囲を囲まれている印象です。

甘孜を観光
翌日は甘孜を観光します。
甘孜寺
山の上にあるランドマーク的なお寺で、斜面の上に寺と宿坊、学院っぽい建物が密集しています。左側の斜面にある横に広い建物が寺。

寺の入口がわからずうろうろしていたら、歩いていた僧侶の方が案内してくれました。

本堂の裏に2階建ての小さな建物があり、美しい仏画や仏像が置かれています(建物内撮影禁止)。
僧侶の方がずっと付き添って説明してくれたので(中国語でほとんどわからなかったけど)お賽銭は多めに払いました。

寺は高台にあるため展望スポットから甘孜の街が一望できます。

白利寺
甘孜の街から10kmほど離れた郊外にあり、保存状態のよい仏画で有名です。
街で流しのタクシーを捕まえて、往復+待ち時間で80元(約1,840円)。道は細いし荒れているので結構時間がかかります。
車は20分ほどで寺に到着。ですが、建物の扉は固く閉ざされていて入れません。

敷地内を案内してくれた運転手さんも理由はわからないよう。定休日はないみたいなので昼休憩かな?


対岸にはまた別の寺 (前密格竜寺)が。もともとこの地域では前密格竜寺のニンマ派が強かったが、そこにゲルク派が進出して白利寺を建てたそう。宗派間で普通に焼き討ちとかしてたらしいのでヤバすぎます。

チベット料理
これまで高山病対策のため消化に良さそうな麺類ばっかり食べてたんですが、標高が3,400mほどに下がったのでチベット料理を食べに行きます。
ホテル近くの大通りにあった「措卡藏餐厅」へ。この周辺には観光客向けのチベット料理が数件ありますが、ここが一番よかった。
右は生ヤク肉の刺身48元(約1,100円)。よく冷えた肉をわさび醤油で食べます。ヤクの生肉は伝統的に食べられていたそうですが、刺身にするのは現代の観光客向け。
ここ甘孜のヤク肉は東チベットの中でもトップクラスの品質で有名らしい。脂身がほとんどないので、濃厚な旨味が溢れてくるのに脂っこさはなく何切れでもいけます。

左はチベットの主食である糌粑(ツァンパ)。はだか麦の粉に自分でバター茶を混ぜて団子にして食べます。
店の人が一回実演してくれた時はきれいな団子になってたんですが、僕がやるとダマになって食感もよくない。そのままだと味のない黄な粉餅って感じですが、砂糖を入れると食べやすいです (現地の人もやる)。
明日は馬爾康(マルカム)という街へ移動します。
