台湾東岸ドライブ⑤:北岸を経て台北へ(2025/9/3)

台湾

ニイハオ!今日はドライブの最終日、本島の北岸をまわって台北を目指します。

頭城濱海森林公園

まず最初に向かったのは、宜蘭県の海沿いにある頭城濱海森林公園です。

静かな公園の海岸沿いに「八角楼」と呼ばれる古い展望台が建っており、沖合に浮かぶ亀山島が見渡せます。レンガ造りの少し寂れた雰囲気が映えスポットとして人気らしい。

台湾東岸もひとまず見納めか。

亀山島。長らく軍事基地として使われていた無人島で、現在はツアーであれば上陸できるようだ。

100キロほど先には与那国島もあり、韓国の釜山を出てからだともっとも日本に近づいたと思う。というか4ヶ月ほど経ってまだ日本から100kmか……。

宜蘭の郊外から高速に乗り北部へ向かいます。高速の入り口で警官が検問していましたが、外国人はフリーパスでした。外国人の方をちゃんとチェックしたほうがいいんじゃない?

野柳地質公園

次なる目的地は北海岸を代表する観光地、野柳地質公園です。

野柳地質公園は大屯山脈が東シナ海に突き出た約1.7キロメートルの岬に広がる地質公園です。ここには数千年から一千万年に及ぶ海水による侵食や風化、地殻変動によって形成された奇岩怪石が点在しています。

特に有名な「女王の頭(クイーンズヘッド)」は、古代エジプトの王妃の横顔に似た形状をしており、公園の象徴的な存在です。他にも「仙女の靴」や「燭台石」など、その特異な形状から名付けられた岩石が多数確認できます。

車を降りた瞬間、ムワッとした熱気に包まれました。 海沿いだから涼しいかと思いきや、日差しを遮るものがなくてとにかく暑い。

入口で入場料を支払って中へ入ります。敷地はそんなに広くないものの、奇岩が密集しており見ごたえはあります。

行列の奥にあるのがクイーンズヘッド……だと思う。

老梅沙灘

さらに海岸線を西へ進み、老梅(ラオメイ)というエリアへ向かいます。この辺りは海岸沿いの道がとても気持ちいいです。

バス停のデザインがおしゃれ。バスで回る人も多いようで、映え写真撮ってる人たちがたくさんいました。

老梅緑石槽は、台湾北部の新北市石門区にある老梅沙灘で見られる特殊な地質景観です。かつて大屯火山群が噴火した際に流れ出た溶岩が海岸に到達し、長年にわたる波の侵食作用によって、硬い部分が残り柔らかい部分が削られることで「石槽」と呼ばれる溝状の地形が形成されました。

老梅沙灘の近くの駐車場に車を停めて海岸へ。いざ海岸に降りてみると、藻がほとんどない……?

どうやら藻が生い茂るのは毎年春頃で、夏になると気温が上昇するため枯れてしまうらしい。波が届くところだけは藻がかろうじて残っています。藻を踏みつけると数十万円の罰金です。

後で気づきましたが、この海岸の数百メートル先は本島の最北端です。せっかくなら行けばよかったな。

陽明山国家公園

今いる北岸と台北の間には陽明山(ヤンミンシャン)という山岳地帯があります。ここから山を越えて台北に向かいます。

陽明山国家公園は大屯火山群を中心とした火山地形が広がる国立公園です。

園内には最高峰の七星山をはじめとする山々が連なり、地熱活動による噴気孔や温泉が各地に点在しています。特に小油坑では、硫黄の結晶や激しく立ち上る噴煙を間近で観察することが可能です。また、四季折々の植物も豊富で、春の桜やカラー、初夏のアジサイなど、季節ごとに異なる景観が見られます。

豊かな自然と火山活動の痕跡を同時に体験できる場所として、年間を通じて多くの登山客や観光客が訪れています。

北側から山に入る人はそれほど多くないようで、道幅の狭い急な坂道を登っていきます。まあ赤科山に比べると全然マシです。

道沿いには謎の寺院がありました。台湾の地方部には大きい建物は多くないので、たまにこういうのが出てくると驚きます。

陽明山にはいくつか展望スポットがありますが、ガスが出ていて台北のほうはほとんど見えませんでした。

小油坑という火口スポット。歩道の脇から煙を吐き出しているところもあり結構迫力があります。

レンタカー返却

観光を終え、レンタカーを返却するため空港近くの返却店舗へ。

なるべく街中を走りたくないなと郊外で返却することにしたのですが、この周辺でもすでに交通量は多く道も複雑です。特に時間指定の通行規制標識とかがよくわからず、前の車に付いていく感じで走ります。

無事到着。

返却にあたり、ガソリン代(走行距離に応じて課金される)とeTag(ETCみたいなもの)の利用料を清算します。

走行距離に対する単価は車両クラスごとに決まっていて、中型だとキロあたり2.8台湾ドル。日本のガソリン代で考えると割高です。

今回は五日間で939km走り、合計約2,630台湾ドル(約13,000円)でした。

eTag で精算した高速代 は5日分で106台湾ドル(約520円)。あまり高速がないエリアとはいえそこそこ使ってこれは安い。

一日あたりだとレンタル料や保険など全部合わせて1.3万円くらいです。

これで精算は終了……かと思いきや、二ヶ月ほど経ってレンタカー会社からメールでスピード違反の罰金の引き落としの連絡が来ました。

台湾には至る所にオービスがあります。オービスの標識近くではかなり気にして運転してたつもりでしたが、最終日に返却直前で一箇所やられてました。速度オーバー(20キロ以内)で罰金1,600台湾ドル(約7,800円)。

違反の証明書が場所や時刻、写真付きで送られてくるので言い逃れはできない感じです。日本と比べるとオービス検知の閾値は厳しめらしいので、台湾で運転する人は気をつけましょう。