フェリーで博多から釜山(プサン)へ移動 (2025/5/14)

韓国

アニョハセヨー。今日はフェリーで博多から釜山へ移動しました。

博多港国際ターミナルへ

早朝。コンビニでAmazonの荷物を受け取り。雨具の防水パッチとか、実店舗で見つけにくい/高いものを買い足しておいたのです。住所不定でもネットショッピングが利用できるとはいい時代になったものです。

ホテルの朝食はビュッフェ付き。ビュッフェ中にはラーメンや水炊きとかちょっとしたご当地ものがありました。iPhoneを充電していて朝食に持って行かなかったので写真はありません。今まであまり写真を撮る習慣がなかったので、なるべく撮るようにしないと……。

今日はこれからフェリーで釜山へ移動します。

今回乗船するのは「ニューかめりあ」という船で、毎日 博多-釜山間を往復しています。

博多から釜山までは昼行便となっており、毎日12:30発、釜山へは18:30着予定となっています。韓国とは時差がないので、だいたい6時間程度の船旅になります。

日韓航路を巡行しているフェリーはいくつかありますが、毎日運航で昼に移動できることからニューかめりあを選びました。

船室クラスと運賃はこんな感じです(2025年5月時点)。1等以上は個室になりますが、部屋を一人利用する場合は貸し切り料が必要で少し割高になります。僕はゆっくり移動したかったので特等シングルを予約しました。

クラス 大人片道運賃 概要
特等シングル ¥22,000 個室で、シャワー・トイレ付き
1等 ¥18,000 グループや家族向けの部屋で、和室は畳敷き、洋室は2段ベッドが設置
2等 ¥12,000 相部屋(大部屋)、2段ベッドまたは雑魚寝スペース

フェリーのチェックインは10:30~11:30のため、余裕をもって10:30くらいには博多港に着いておきたいところ。移動時間から逆算して10:00にホテルをチェックアウトして駅へ。

博多駅から博多港まではBRTが15分間隔で運行しており、その間に一般的な路線バスも走っているので、ほぼ待つことなく移動できます。

バス停で次に来た路線バスがギリギリ座れそうだったので通常の路線バスに乗ってしまいましたが、BRTは130人乗りなのでそっちの方が余裕をもって移動できそう。

20分ほどで博多港国際ターミナル到着。

 

フェリーのチェックイン開始まではまだ10分ほど時間がありますが、受付カウンターにはすでに20人くらい並んでいます。

カウンターはクラス共通ですべて同じ窓口のようです。しばらくベンチに座ってカウンターが開くのを待って手続き。

予約時に登録したパスポートを出せば、乗船チケットと韓国の入国カードがもらえます。入国カードは韓国入国時までに書いておきましょう。

チケットをもらったらエスカレーターで2Fへ。ここが待合スペースになっており、出国審査までしばらく待ちます。

3Fが展望台になっているので見学。普通に暮らしていると船に乗る機会はそうそうないので、船を見るだけでちょっとテンション上がります。

出国審査はカウンターが三つで、国籍の区別はありません。一番列が短そうなところに並びます。博多港から出る国際線は限られてるはずですが、この審査官の人たちはそれ以外の時間何してるんだろう?福岡空港から船の時刻に合わせて臨時で来てるのでしょうか。

出国審査を抜けると免税店があります。 出国審査から乗船までの待機スペースには座れるところが少ないため、乗船が始まってから行った方が良かったかも。

これで乗船手続きは終わりです。荷物チェックなどはなく、航空機に比べれば審査はゆるゆるです。逆に不安になるので荷物チェックくらいはしてほしい。

しばらく待つといよいよ乗船。タラップを通って船に向かいます。

 

ニューかめりあ船内

船は2Fが入り口となっており、滞在スペースは3Fから。個室をとっている人は3Fにあるインフォメーション窓口でルームキーを受け取ります。

特等室シングル……!英語ではデラックスクラスです。デラックスというには少し年季を感じますが、設備は一通りそろっています。トイレにはウォシュレット付いてるのが日本らしい。

 

窓がついているのはありがたいのですが、椅子が固定されていていい感じの角度に変更できない……。隣の貴賓室(ロイヤルクラス)にはバルコニーもあるようです。

船全体の設備としては、共有スペースや食堂に売店、大浴場やゲームセンター、カラオケボックスなんかもあります。

博多から釜山までは6時間ほど。今回は昼行便なので共有スペースで過ごしてもいいですが、夜行なら個室でベッドとシャワーがあるのはありがたいです。

出発。デッキへ出て、遠ざかっていく陸地を眺める。さようなら日本。

 

最上階は立ち入り禁止になっており、船の前方へも入れませんでした。

ときおり、船からは小呂島、沖ノ島などの小島がみえます。船内全体でwifiはないですが、陸地に近づいた時には電波が繋がっていました。

 

一息つくため売店へ。コーラは船内売店で160円と陸地と変わらない価格です。ターミナルでは200円だったのですが……もっと商売してもいいと思います。船内は日本円現金のほか、クレジットカードも使えます(クレカなら外貨もOKそうでした)。

 

せっかくなので海を眺めながら風呂に入りたいと大浴場へ。個室ならタオルがもらえるので、自前のを使う必要はありません。浴室はそんなに大きくはなく、10人も入ったらいっぱいになりそう。また、循環も足し湯もされていないので、入るならお湯が汚れる前に早めに行った方が良さそうです。

対馬の北をかすめます。ここまでで全行程のだいたい2/3程度。

上海へのフェリーなんかはかなり揺れると言う話を聞いていたので警戒していたのですが、ほぼ揺れを感じませんでした。これは季節的なものもあるのかもしれません。

釜山に到着

船は夕暮れ時の18時過ぎに釜山に入港。

下船は個室を優先してくれて、船員の方に言えば裏口から案内してくれます。

着岸地点とメインの建物には距離があり、入国審査まで結構歩かされます。入国審査では外国人用の窓口は一つだけ。入国カードの提出と指紋採取くらいで簡単。

出発から二日目の夕方、一カ国目、韓国へ入国です!

 

入国審査が終わったら、荷物のX線スキャンをして到着フロアへ出られます。

釜山駅へは徒歩でも出られそうですが、大荷物なのと退勤時間帯で電車が混雑しているときついなーと思いタクシーで移動することに。

韓国の外国人向け配車アプリk.rideでタクシーを呼んで、ホテルまで移動します。ホテルまでは15分ほどで8,000ウォン(840円くらい)でした。たぶん外国人向けに多少割り増しされてると思うのですが、日本よりはだいぶ安いですね。

ホテルは事前に安い個室を予約しています。ホテルの建物に着くと、ロビーなどはなく指定の部屋番号にセルフチェックインする仕組み。本来、事前にルームナンバーとパスワードがSMSで連絡されるそうですが見当たりません。建物入り口に書いてある番号にWhatsAppで連絡して、情報を教えてもらってチェックイン。

ホテルは「Radiant Nampo Hotel」。同じ建物に、おそらく同じ形式の別ホテルも入っている。

一泊約3,800円ほどで、部屋の中はきれいで悪くない。

少し休んで、夕食を食べに外出。ホテルから徒歩5分ほどの富平カントン市場にナイトマーケットがあるそうなので行ってみることに。

アーケードの通り一本に屋台が出ているらしい。客層はほぼ観光客っぽい。

 

タコの串焼きや焼き鳥を食べて10,000ウォン。店によって味付けを聞いてくれます。最初は反射的に「ノンスパイシー!」と言ってしまったのですが、せっかく海外に来たので現地の味で頼みなおす。ちょっとしたことでもセーフティエリアからはみ出してしていかないとなあ。

市場からホテルまでの一帯は歓楽街になっていて、焼き肉屋や居酒屋がたくさん並んでいます。この建物雰囲気いい。

明日は釜山を観光します。