こんにちは。今日はいよいよ出発の日。まずは東京から福岡まで移動します。
旅のはじまり
出発の朝。これまでの長期旅行（といっても数週間程度ですが）で感じたような高揚感はなく、「ああもう出発か」と淡々とした感じ。
まあ今後しばらくは旅が日常になるので、変に高ぶって息切れしない程度にゆるく行きたい。
宿泊していたのは「三井ガーデンホテル銀座築地」。去年 9月にオープンしたばかりの滞在型のホテルで、銀座と築地の間にあって立地はかなりいい。滞在型のホテルをうたっており、部屋には冷蔵庫だけでなく電子レンジや洗濯機があるので部屋に引きこもるにはよさそうです。朝食時とかに見た感じ宿泊客はほぼ外国人のよう。
今日は東京から福岡まで新幹線で移動する予定です。出発は13時過ぎなのですが、ちょっと用事もありホテルに戻るのは難しそうなので、荷物を持って東京駅へ移動しておくことに。
時刻は9時をちょっとすぎたところで、まだ通勤時間帯。混雑の中バックパックかついでの移動はちょっときつそうなのでタクシーで東京駅まで移動。
駅舎内の新幹線改札に近いロッカーを見つけてメインのバックパックを預ける。バックパックは中サイズくらいでも入りそうなんですが、あいにく少し高い大サイズのロッカー(900円)しか空いていませんでした。
用事まで少し時間があるので、歩いて日本橋の日本国道路元標へ。
日本国道路元標（にほんこくどうろげんぴょう）は、日本の道路の起点を示す標識で、明治時代に設置されました。正式には「日本国道路元標」と刻まれ、東京都千代田区の日本橋の中央に埋め込まれています。これは、日本各地へ延びる幹線道路（国道）の起点として機能し、道路法にもとづく基準点の役割を果たしています。現在の元標は1972年に再設置されたもので、橋のたもとには旧元標のレプリカが展示されています。また、日本橋は東海道や中山道など五街道の起点でもあり、歴史的にも交通の要所でした。現在でも多くの地図や道路距離の計測は、この元標を基準に行われています。
写真はレプリカで、実物は道路上にある。
ここにやってきたのは、自分的にスタート日の区切りをつけるため。数日前に自宅を引き払ってホテル暮らしになっており、このまま出発してしまうといつがスタートだったのか自分の中で曖昧になりそう。
日本国道路元標は日本の道路の起点であり、ユーラシア大陸をつらぬくアジアハイウェイの東端となっている場所。
アジアハイウェイ（Asian Highway、略称：AH）は、アジア諸国を結ぶ国際道路網で、国連アジア太平洋経済社会委員会（UNESCAP）の主導により整備が進められています。アジアとヨーロッパを陸路でつなぐことを目的とし、総延長は約14万キロに及びます。日本もこのネットワークに参加しており、「AH1号線」は東京から始まり、韓国、中国、東南アジア、インド、中東を経てトルコのイスタンブールに至る主要ルートです。日本国内では、東京～下関間の高速道路などがこのルートに指定されています。ただし日本と韓国の間は陸続きではないため、フェリーで接続されています。アジアの国際的な物流や観光の発展を支える重要なインフラです。
僕の旅行もしばらくはアジアハイウェイのルートに乗ったり逸れたりしながら進むことになるので、スタート地点としてはここがいいでしょう。
ということで、区切りの日、区切りの場所として良さそうなところにやってきたわけです。
そして日本橋。高架部分の撤去予定は2040年ごろのはずなので、戻ってきた時にまた見る機会はあるでしょうか。
新幹線で東京から福岡まで
用事を済ませたらちょうどいい時間になっていたので、東京駅へ戻る。
ロッカーからバックパックを回収し改札へ。
新幹線のぞみで東京から博多まではだいたい5時間ほど。ほとんどの人は飛行機を使う距離でしょうが、できるだけ陸路でいくというコンセプトから新幹線にしました。過去にも福岡-東京間は何度か新幹線で往復したこともあるので、まあ余裕でしょう。
しばらくは乗り納めなので少し奮発してグリーン車にしました。といっても、新幹線エクスプレス予約の早期購入割引 (EX早特3)で24,320円なので、エコノミークラスの飛行機の早期予約割引よりもちょっと高い程度です。
時間も空港まで移動する手間を考えるとそんなにデメリットは感じないので、ゆったり移動できるなら僕にとっては全然あり。
平日の昼過ぎということで、乗車率は5～6割。ほぼビジネスマンでちらほら外国人や観光客、あと無職（僕）。
新大阪を過ぎて車内販売がはじまったので、カツサンドと缶ビールを購入。
これまで、出張帰りとかで新幹線で飲む酒が美味しいのは一仕事おえた充実感からだと思っていましたが、無職で飲む酒もうまい。
たまにみえる海や工場の景色がいいので座席は太平洋側が好き。
大阪、広島あたりで大部分の人は降りて、福岡についたころには乗車率は1～2割。僕の反対側に座っていたご夫婦も東京から福岡まで乗り通していました。
日本での最後の夜
博多駅到着。時刻は18時すぎで、退勤時間帯のため人通りはかなり多い。
ホテルはすぐ近くの「ANAクラウンプラザホテル博多」 。徒歩で移動しチェックイン。支払いにはANAのふるさと納税クーポンを利用したため、通常の宿泊価格よりはちょっと高くて 22,500円ほど。
その後、買い物のためキャナルシティ博多の中にあるスポーツ用品店アルペンへ。
少し前に新宿のアルペンでトレッキングシューズを購入した際のポイントが2,000円くらい残っているので使い切りたいのですが、都内だと微妙に行動圏とあわず行きそびれていたのですが、ホテルと近いところに店舗があって助かりました。
手持ちを足してMILLETの速乾Tシャツを購入。いまの着替えには普段着を持ってきているので、トレッキング用の装備も少しずつ買い足していかないと。
食事のため、帰り道の近くにあった良さげな寿司屋へ。
選べるのはコースのみで、飲み物として日本酒(繁枡) 含めて20,000円ほど。出発前の最後の晩餐で新鮮なエビや鯨なんかも食べられて満足。
明日はフェリーで釜山まで移動する予定です。
