ニイハオ!今日は荔波(リーボー)にある小七孔景区に向かいます。
小七孔景区は比較的マイナーだと思いますが、中国では「北の九寨溝、南の小七孔」と並び称される名所で、世界遺産にも登録されています。
小七孔景区(Xiaoqikong Scenic Area)は、中国貴州省黔南プイ族ミャオ族自治州の茘波県に位置する自然景勝地です。この地域は「中国南方カルスト(South China Karst)」の一部として、2007年にユネスコの世界自然遺産に登録されました。景区の名前の由来となったのは、清代の1836年に建造された、7つのアーチを持つ石造りの「小七孔橋(Xiaoqikong Bridge)」です。この橋はかつて貴州と広西を結ぶ交通の要所として機能していました。
総面積は約46.4平方キロメートルに及び、カルスト地形特有の断崖や原始林、湖沼、洞窟などが集中しています。特に、響水河の約1.6キロメートルの区間に連なる「68段の滝(68-Step Waterfall)」や、川の浅瀬に木々が自生する「水上森林(In-the-Water Forest)」、コバルトブルーの水面が特徴的な「臥龍潭(Wolong Pond)」などの水辺の景観が、科学的および地形学的観点から評価されています。一帯は原生林に覆われており、年間平均気温は約18度と安定しています。
10/11 大七孔景区
高速鉄道で荔波へ
南寧から荔波へは高速鉄道で移動できます。
ホテルのすぐ近くの南寧東駅から荔波への列車は満席で予約できなかったため、代わりに南寧駅発の列車を予約しました。
7時ごろにホテルを出て、地下鉄で30分ほどの南寧駅へ向かいます(運賃4元、約80円)。


南寧東駅からの列車が満席だったため人気路線かと思いきや、南寧発の列車はガラガラでした。

車窓の外には緑の山々と、そこに広がる棚田と村々が眺められます。

列車は1時間40分ほどで荔波駅に到着。

駅を出ると、目の前の駐車場に小七孔景区行きの観光バスが停まっていました。
予約したホテルがある景区東門までの運賃は10元(約200円)。チケットはWeChatのミニアプリで購入できますが、僕の携帯だとセキュリティで弾かれて買えません。乗務員さんが代わりに買ってくれました。

バスは10分ほどで景区東門に到着。ホテルは東門から500メートルほどなので歩きます。
この辺はちょっとこじゃれた中国風旅館が多いよう。

予約したのは「含舎・雅筑」という旅館で一泊約7,700円。


ホテルに荷物を置いて旅客中心へ。
チケットは小七孔・大七孔共通で二日間有効だそう。僕は事前にTrip.comで購入して約3,600円でした。
地図上のV字の左側が小七孔景区、右側が大七孔景区です。

小七孔という名前ながら、エリアとしては大七孔よりも小七孔のほうが大きいです。今日は午後からなので大七孔景区の方を観光します。
大七孔景区
大七孔景区(Daqikong Scenic Area)にはカルスト地形特有の切り立った断崖や原生林、地下水が地表に現れた川などが集中しており、隣接する小七孔景区(Xiaoqikong Scenic Area)とは対照的に、力強い地形景観が特徴となっています。
代表的なスポットである天生橋(Tiansheng Bridge)は、石灰岩の山が長年の浸食によって削り取られ、巨大なアーチ状に残された天然の石橋です。高さ約73メートル、幅約15メートルの規模を誇り、その下を打狗河(Dagou River)が流れています。また、恐怖峡(Terror Gorge)と呼ばれる深い峡谷では、両岸にそびえる絶壁と豊かな植生を観察することができます。一帯は年間を通じて湿潤な気候にあり、多様な動植物が生息する生態学的にも重要なエリアとして保護されています。
旅客中心のゲートを抜けて少し歩くと小七孔方面へのバス乗り場があります。大七孔景区へはそのまま歩いて行けます。
少し進むと渓流沿いに作られた遊歩道に入りました。

渓流は途中までですが筏で移動することもできます。

崖のすぐわきに作られた遊歩道を30分ほど歩くと終点に着きました。

終点にある天生橋。右下に伸びている遊歩道と比べるとかなり大きく迫力あります。遊歩道はさらに奥に伸びていますが、僕が行ったときは通行禁止になっていました。

帰りは途中から筏で帰ります。片道20元(約400円)。割としっかりした作りの筏です。

船とか筏は目線が水面に近くなるのがいい。


往復一時間ちょっとで入口に帰ってきました。
昼食は旅客中心近くの食堂で「蘸水麻辣牛杂豆花麺」、15元(約300円)。

豆花入りのつけ麺みたいな感じで体に良さそうな見た目ですが……このタレがちょっと漬けただけでむせるくらい辛い。
今いる貴州は中華料理の中でもかなり辛いほう(酸辣という酸っぱい辛さ)で有名らしい。他の客はタレも完飲してるのヤバすぎるな。
10/12 小七孔景区
今日は小七孔景区を観光します。
景区内は観光バスが循環しています。まずは観光バスに乗って反対側の西門あたりまで行き、そこから東門のほうへ戻ってくる感じで観光することにします。

水は見事なターコイズブルー。

小舟に乗った係員が葉っぱとかごみを掬っているのもなんか風情があっていいです。


小七孔では渓流をボートで川下りするのが名物らしい。
僕も一人でボートに乗ろうしましたが、一人乗船は禁止で船頭さんをつける必要があるようです。ボート代60元+船頭さん50元で合計110元(約2,200円)。

一般客はこんな感じで細い棒で進みます。棒は川底を押したら折れそうな細さで、みんなこれで水を漕いで進んでいました。当然、水をとらえられないのでほとんど進みません。これは一人で漕ぐのは結構きつそう。

僕は船頭さんと一緒のせいかVIPボートでした。

ボートは渓流の中をゆっくり進みます。船頭さんは普通にオールを使って漕ぐので、普通のボートをどんどん抜かしていきます。


ボートは20分ほどで終点へ。自分で漕がなくていいので渓谷の眺めをまったり楽しめました。
ボートから降りた後は観光車を乗り継いで奥にある鍾乳洞「天鐘堂」へ。
鍾乳洞は景区の入場料とは別で8元(約160円)。

中は涼しい、というか上着がないと寒いくらいです。照明は(中国にしては)簡素で雰囲気があっていいな。

天鐘堂の名前の由来にもなっている鐘型の巨大な石筍。

長さは2kmくらいあるらしく結構ボリュームあります。これで8元は安い。
この辺から川幅が広がり、川に沿って入口の東門のほうまで遊歩道が整備されています。疲れたら観光車にも乗れます。

滝とか水上林とか竹林とかあって飽きません。






小七孔の名前の由来である小七孔橋。

そのままのんびり歩いて、13時過ぎに入口へ帰ってきました。頑張れば大七孔景区と合わせて一日でも回れそうです。
明日は重慶に移動します。

