フェリーとバスで光州(クァンジュ)へ移動 (2025/5/22)

韓国

アニョハセヨー。今日は韓国本土へもどり、光州へ移動しました。

済州からフェリーで莞島(ワンド)へ

今日で済州は最終日。フェリーが朝8:40発のため、観光はせず港へ移動するだけです。

ホテルからフェリーターミナルまでは315番のバスで40分ほど。バス停までは歩いて10分弱かかるので、NAVERマップのバス到着情報の時間に合わせて向かいます。

路線バスに乗車。今さら気づいたのですが、路線バスにUSBポートが着いていました。これはモバイルバッテリー持ってなくても充電できて便利です。

新市街から40分ほどでフェリーターミナルに到着。フェリーターミナルの敷地内はそこそこ広く、会社のターミナルごとにバス停も分かれています。事前に調べておいた運航会社ハニルエクスプレスのターミナル前で下車。

建物に入ってみると人が全然いません。建物内のディスプレイに注意書きのようなものがあったので翻訳してみると、出発はここからではなく少し離れた国際ターミナルからと書いてありました。どうも間違った建物に来てしまったようです。

国際ターミナルへは1.4km。乗ってきたバスの次はしばらく先ですし、フェリーの出発時間を考えると歩いて移動するのは厳しい距離です。タクシーで移動しないとダメかなーと思いつつ念のため調べてみると、ちょうど数分後にローカルバスがありました。

急いでバス停に戻り、ローカルバスで国際ターミナルへ移動。ルート案内の指示に従ったら一停留所前で降りてしまい、少し歩きましたがなんとか到着。そういえば済州島に着いた時もこっちのターミナルでした……。

カウンターでパスポートを見せてチケット発券。

乗船手続きは韓国人と外国人では別になっており、外国人にはパスポートチェックがありました。乗船開始時点では外国人4人。チェックはすぐ終わるので、韓国人向けの列よりも早く乗れます。

乗るのは来た時と同じGold Stella号です。またお世話になります。

タラップを登って乗船。チケットに印字された部屋番号は6301。なんかどこかで見た番号のような気がします。

来た時と部屋まで同じでした。我が家は落ち着きますね。

今日は平日のせいか、乗船人数自体が少ない気がします。タコ部屋の人口密度も低いです。前に乗ったのは日曜午後だったので、休暇で終わりで乗船する人が多かったのでしょう。タコ部屋も人がいないと落ち着きますが、固い床に座っているのも嫌なのでホールのソファでくつろぎます。

来た時と同じく3時間ほどで莞島港へ着岸。

のんびり下船していたら、僕がタラップを降りた時に客待ちしていたタクシーが全車出発してしまいました。タラップ間際までタクシー来ていいんですね。仕方ないのでまた20分ほど歩いてバスターミナルへ。

高速バスで光州へ

バスターミナルの自動発券機で次の目的地である光州行きのバス時間を調べます。ちょうど20分後の12:35発のノーマルバスがありましたが、20分だと昼食を食べるがきつい。その次は13:45のExcellentクラス(ノーマルのひとつ上)で、一時間半ほど待つことになります。これはこれで長居できそうな店に行きたくなるので、昼食の選択肢が絞られるんだよなあ。

今夜予約している宿のチェックインが17:00からであまり早く着いても仕方ないので、莞島でのんびりすることにします。ちょうどバスターミナルの隣に順天(スンチョン)でも行ったファーストフードチェーンのMom’s Touchがあったのでもう一度行ってみることに。

前回は頼んだバーガーとチキンのセットは量がちょっと多すぎたので、今度は普通にバーガーのセットを頼みます。席数は少ないですが、ほとんど客もいないのでバスの時間までゆっくりできました。

バスの出発時刻が近づいたのでバスターミナルへ戻ります。バスはほぼ定刻通りに出発。

来る時も通った海南へを経由して北へ。ここからは未知のルートです。2時間ほどで光州バスターミナルへ到着。

光州を少し観光

ホテルのチェックイン開始にはまだ時間があるため、少し観光することにします。

ちょうどバスターミナルの近くに行きたいと思っていた光州博物館があるので、このままコインロッカーに荷物を預けて向かうことに。バスターミナルからは路線バス53番で数停留所です。

展示としては旧石器時代からの土器や仏教美術品、陶磁器など幅広く周辺地域の収蔵品が展示されている感じでした。ところどころ、展示の中に別時代のものが混ざってくるところがあって少し混乱しましたが。

ち……石棺です

展示の一角に張保皐という人物にちなんだ収蔵品の展示がありました。この人は莞島を拠点に日本との交易を発展させたそうです。莞島からのバスに乗っていた時、近くの小島に遺跡みたいのが見えて何かなーと思っていたんですが、それが張保皐の拠点(清海鎮)だったらしい。

張保皐(チャン・ボゴ、787頃〜846)は新羅時代の海上貿易の先駆者で、唐での修行後、現在の韓国・莞島に清海鎮を築き、海賊を制圧し東アジアの海上貿易を支配しました。日本や唐との交易を盛んにし、「海上王」と称されました。後に政治闘争に巻き込まれ暗殺されましたが、韓国では英雄視され、文化や地名にもその名が残っています。

バスターミナルで荷物を回収し、タクシーでホテルへ移動。

バスターミナル前にいた流しのタクシーに初めて乗りましたが、10分3km弱で6,100ウォン(約610円)と、配車アプリよりも若干安いです。これなら荷物持ってる時は毎回乗ってもいいな。

ビジネスホテル兼ラブホテルのような宿でしたが居心地はよかったです。洗濯も無料でできました。一泊4,000円くらい。

夕食は近くのNAVERレビューが良さそうな食堂Hosiでカンジャンケジャン。おひとり様席もあり、一人でも来やすそうです。

蟹の肉はプリプリで醤油が美味しい。カンジャンケジャンが19,000ウォン(約1,900円)、ビール5,000ウォンで合計24,000ウォン(約2,400円)

明日は、近郊の高敞(コチャン)を観光します。