ニイハオ!今日は成都郊外にある楽山大仏を日帰りで観光します。
楽山大仏(Leshan Giant Buddha)は、中国四川省の楽山市に位置し、岷江、大渡河、青衣江の三つの河川が合流する地点の断崖に刻まれています。この仏像は、8世紀の唐の時代に僧侶の海通が水難事故を防ぐ目的で建立を開始し、約90年の歳月を経て803年に完成しました。1996年には「峨眉山と楽山大仏」として、ユネスコの世界遺産(複合遺産)に登録されています。
像は弥勒菩薩を模した座像で、赤い砂岩を削り出して造られています。全高は約71メートル、肩幅は約24メートルに及び、頭部の高さだけでも14.7メートルあります。仏像の内部には雨水による風化や侵食を防ぐための複雑な排水システムが備わっており、耳の裏や衣の襞などに排水用の溝が配置されています。足の甲は100人以上の人間が乗ることができる面積を有しており、石造りの仏像としては世界最大級の規模を維持しています。
高速鉄道で楽山へ
楽山大仏は有名観光地であり、観光ルートとなる桟道が狭く非常に混雑するらしいので朝早めに向かいます。
早朝の高速鉄道に乗るため朝6時過ぎにホテルを出発。ホテルは成都東駅直結なので楽です。

予約したのは6:40発のG8737。楽山までは一時間ちょっとで、運賃は一等約1,200円です。
列車は8時前に楽山駅に到着。
駅から大仏のある景区までは15kmほど離れています。路線バスもありますが、早めに行きたいのでタクシーで向かいます(25元、約500円)。
楽山の新市街は想像以上に都会的でビルが立ち並んでいます。

大仏が近づくにつれて道が混み始めてきました。通勤ラッシュの時間帯ということもありますが、それ以上に割り込みや強引な車線変更による滞留が目立ちます。混んでるの半分くらいは交通マナーのせいでは……?
結局、40分ほどかけて景区入口に着きました。
楽山大仏
チケットは事前にTrip.comで購入して約1,700円。
入口から大仏へは直接行くことはできず、一度 小山を登った先にある「凌雲寺」を経由し、その先の桟道を下る必要があります。

既にそこそこ人はいますが進めないほどじゃない。


さらに少し歩くと大仏の横に作られた展望台にでます。いやデカすぎるだろ……。

全高は約71メートルで奈良の大仏(15メートル)の5倍くらいの大きさです。これは近代以前(1,000年以上前)に作られた石像としては世界最大です。
もともとあった崖の岩肌を上から順番に彫り進めていく工法で90年ほどかけて作られたんだとか。
展望台からは大仏を作った目的でもある河川が見えます。ここは複数の河川(岷江、大渡河、青衣江)が合流して流れが激しいため、水難事故が減ることを祈って建立されたらしい。

反対側の展望台から。

崖の脇に作られた桟道を通って足元へ向かいます。まだ人は多くなくガラガラです。


足元から。表面はところどころ削れたり苔むしたりしており、長い年月のあいだ風雨にさらされ、補修を繰り返してきた歴史の重みを感じます。

広角で撮っているせいもありますが足がやたら大きい。これは足元から見た時にいい感じになるように全体が設計されているのと、川の激流を鎮めるためにどっしりとした安定感を出したという説があるようだ。

東方仏都
東景区(Eastern Scenic Area)は、古代の大仏遺構と、1990年代の観光開発によって整備されたエリアを合わせた名称です。特に、景区の主要な構成要素である東方仏都(Oriental Buddha Park)は、世界遺産登録直前の1994年に開園しました。大仏の頭部には1021個の石刻の螺髪が埋め込まれ、像の内部には雨水による侵食を防ぐための排水システムが備わっています。また、景区内には唐代に建立された凌雲寺(Lingyun Temple)や、現代に作られた全長170メートルの巨大な涅槃仏などが配置されており、複数の時代の造形物が共存する構成となっています。
楽山大仏の周辺にはいくつか別の景区が点在しています。
東方仏都もそのうちのひとつで、入口でみた写真がいい感じだったので入ってみました。
ここは楽山大仏とはちがって比較的最近作られたテーマパーク的な感じです。料金は楽山とは別で80元(約1,600円)と強気の設定です。

結構スケールが大きく迫力はあります。


楽山クルーズ
楽山大仏は陸からだけでなく河の遊覧船から眺めることもできます。
遊覧船が発着する埠頭は付近にいくつかありますが、今日は大仏南側の烏尤寺埠頭以外は営業していないよう。
東方仏都を出た後、烏尤寺という寺がある小山を抜けて埠頭に出ます。
チケットは埠頭では購入できず、さらに南西にある烏尤寺の入口付近で売ってました (楽山大仏側から来るとここは通らない)。チケットは一人70元(約1,400円)。

遊覧船は特に出発時間が決まっているわけでなく、列に並んで来た船に順番に乗っていく方式です。

船に乗ってわかりましたが、確かに河の流れは非常に速い。昔の船乗りたちが、ここを恐れた理由がよくわかります。
先ほど歩いた桟道もかなり混み始めてます。早めに行ってよかった。

船が大仏の正面に停泊すると大仏の全体像がよく見えます。足元から見た時とはだいぶ印象違っていい感じのバランスです。これがデザインした時の計算か……。
崖の中にどっしりと座る姿は、まさにこの地を1200年以上守り続けてきた王者の風格です。ここを通る船乗りたちもこの姿見たら安心しただろうな。


デッキの様子。

明日は三星堆を観光したあと、黄龍九寨へ向かいます。
