雨の釜山(プサン)を観光 (2025/5/15)

韓国

アニョハセヨー。今日は釜山を観光しました。

影島(ヨンド)へ

本日はあいにくの曇りで、少しガスっています。天気予報によると昼頃からは雨になりそうです。

当初はケーブルカーに乗ったり夜景をみたりしたいと思っていたのですが、この天気だと高いところから見る系の観光はちょっと微妙かなーと思い、予定を変更することに。

まずは散歩がてら釜山南東にある影島(ヨンド)へ向かいます。影島はその名の通り島ですが、影島大橋でつながっているため歩いて渡ることができます。長さは約200メートルだそうで、ほぼ本土に接しています。この影島大橋、もとは1931年建設の跳開橋で一日一回開橋するそう。

朝7時過ぎですが、普通の店はまだやっていません。日本に比べると朝は遅めなのかな?

ちょっときつそうな坂道が出てきたのでバスに乗ります。釜山の路線バスは一回1,550ウォン(約160円)。東京よりは少し安いです。

向かったのは白瀬文化村という商業区域。ここは朝鮮戦争時に避難民が暮らした民家をリニューアルしたところで、白を基調とした家々にカフェやショップが入った映えスポットになっています。といっても、まだ時間が早いので店も開いておらず、地元の方がちらほら散歩している程度。

僕の目的は街歩きではなく、白瀬文化村から海岸へ降りたところから始まる絶影海岸散策路という遊歩道。この遊歩道を散歩してみようと思っていたのですが、なんか通行止めになっている……?

工事中。

仕方ないので、同じく影島にある太宗台という景勝地へ向かうことに。Google Mapで調べると、ここからはバス1回乗り換えで行けそう。

乗り換え経路として示されたルートも坂がすごい。

乗り換え含めて30分ほどで太宗台へ到着。まだ朝食を食べていなかったので、観光の前に朝食をとることに。太宗台の近くにあった食堂にはいる。

韓国風ソーセージをスープご飯にしたスンデクッパを注文(10,000ウォン≒1,000円)。キムチやエビの塩辛みたいなので味を調えて食べる。そこまで辛くもなく、スープはいい味が出ている。

満足して太宗台へ。ここは影島の南東端にある山をめぐるような形で4km弱の周遊路が作られています。体力のある人は一周歩いて回ることもできるし、タヌビ列車という電車風の巡回バスに乗ることもできます。

太宗台(テジョンデ)は、韓国・釜山にある代表的な観光地の一つで、自然の美しさと歴史的な背景を持つ景勝地です。断崖絶壁や青い海が広がる絶景スポットで、遊歩道や展望台から対馬を望むこともできます。灯台や遊覧列車、仏像など見どころも多く、地元の人々や観光客に人気です。名前の由来は新羅時代の太宗武烈王が訪れたことから来ており、歴史的にも価値のある場所です。

周遊路はアップダウンもあり、まるまる一周はきつそうなのでタヌビ列車のチケットを購入(4,000ウォン≒400円)。乗ってみると結構ギシギシ揺れます。

少し走って展望台に着きました。かなり急な崖になっています。

展望台から次の観光スポットである灯台まではすぐ近くなので歩いて向かうことに。灯台へは崖にそって遊歩道があるので降りていきます。灯台の中に入ることもできますが、遊歩道とあわせて上り下りを繰り返すことになるので少し疲れます。

海岸沿いで何か作業をしている人が。工事かなとおもったら屋台レストランぽい?

灯台を観光したところで、傘が必要なくらいに雨が強くなってきました。ここで一度ホテルに帰ることにします。調べると、太宗台の前からホテル方向への直通バスがありました。釜山のバスはさまざまな経路に対して結構な頻度で出ているので乗りやすいです。

国際市場周辺を散歩

しばらく休んで散歩と夕食へ。ホテルの北側は昨日行った夜市のほかにも国際市場という市場があり、周辺の道路とあわせてさまざまな店がたちならぶマーケットになっています。区画ごとに洋服や食べ物など、扱っているものが違う感じ。

少し歩きまわって、「クンチプ」というレストランへ。

アワビ醤油漬けに石鍋ご飯、ドンドン酒で35,000ウォン(約3,500円)。

韓国風のしょうゆにワサビをつけて食べます。ぷりぷりしていておいしい。石鍋ご飯には栗とか穀物が入っています。

ドンドン酒は、マッコリとおなじようにうるち米を発酵させたもの。なんとなく甘酒に酸味加えた感じでしょうか。

 食後、天気は曇りですが釜山タワーへ。タワーの周辺は小山になっており、龍頭山公園という公園として整備されています。戦前はここに神社があったのだとか。

釜山タワーは釜山中心部・竜頭山公園内にある高さ120mの展望塔で、市街や港の美しい景色を360度楽しめます。夜間のライトアップや多彩なアトラクションも魅力です。タワーが建つ竜頭山公園は、花時計や李舜臣像などがある市民の憩いの場で、散策にも最適です。

チケットは12,000ウォン(約1,200円)

釜山タワーからの夜景。晴れていたらもっと遠くまで見えるのでしょうか。

市場周辺。写真だと暗くてわかりにくいですが、暗くなっているところにはアーケードが縦横に伸びています。

帰り道、この辺のメインストリートであるBLIFF通りに屋台が出ていたので「ホットク」を購入(2,000ウォン≒200円)。語源はホットケーキが訛ったものかと思ったら、韓国語で異国の餅みたいな意味らしい。

生地は厚みがあり、中にははちみつとヒマワリとかいろんな種子が入っている。けっこう有名店らしく、ホットクに種子をいれたのはこの店が元祖なのだとか。

明日は高速バスで順天へ移動します。