アニョハセヨー。今日は大邱郊外にある海印寺を観光し、慶州に向かいます。
海印寺(ヘインサ、해인사)は、韓国・慶尚南道の伽耶山(カヤサン)に位置する、韓国仏教を代表する古刹のひとつです。
802年に創建され、特に有名なのは「高麗大蔵経(こうらいだいぞうきょう)」という13世紀に彫られた約8万枚の木版経典を所蔵していることです。この経典群はユネスコ世界記憶遺産にも登録されています。伽耶山国立公園の中にあり、豊かな自然と調和した静寂な雰囲気の中、多くの修行僧と観光客が訪れています。韓国仏教の法相宗の総本山でもあります。
海印寺へ
大邱にはバスターミナルがいくつかあります。海印寺へもバスで行けるらしいのでNAVERのルート検索で調べると、海印寺へは西部停留場というところからから乗れるようです。
朝7時過ぎにホテルをチェックアウト。
ホテルに荷物預けるのはなんとなく不安だったので、最寄りの地下鉄駅のコインロッカーに置いておくことに。ホテルで何かあったわけじゃないですし、ぷよのモーテルとかの方がセキュリティ微妙そうでも荷物置いて行ってたんですが、なんか不安になったというか。

西部停留場へは地下鉄で15分ほど。停留場といっても道路脇のバス停みたいな感じではなく、小さいながらターミナルになっています。
自動券売機が韓国語のみのため、窓口でチケットを買います。係員さんにヘインサの発音がうまく通じず、Googleの発話機能を使って購入。片道8,900ウォン(約890円)。

バス停から海印寺までは少し歩くらしいので、コンビニで水を買っておきます。
8:00発。乗客はほぼおばさんで、座席は9割くらい埋まってました。

海印寺まではNAVERのルート検索だと1時間弱。だったのですが、一時間経ってもだいぶまだだいぶ手前にいます。アプリではバス時刻も出てくるので、到着時刻をもとに所要時間算出しているのかと思っていましたが、そうでもなさそうです。
海印寺のゲートを通過します。バスの中で入場料を払う、という話を聞いていたのですが、集金ありませんでした。

1時間半ほどで海印寺手前のバス停に到着。バスはもう一つ先の海印寺の集落まで行くようなのですが、海印寺行きっぽいグループが降りたので僕も一緒に降りました。

海印寺までは1.2km、なだらかな登りが続きます。スピーカーから流れるお経を聞きながら20分ほどで寺の入り口に到着。

お寺へ到着。観光というよりお祈りに来ている人が多そうです。



本堂とかを回って、目当ての大蔵経がある建物へ。てっきり、大蔵経を収めている建物には近づけない(建物を遠くから見るだけ)だと思っていましたが、建物すぐ近くまで寄れました。

窓の隙間からはびっしりと棚に詰められた大蔵経が。四方の建物に収められています。窓の柵の隙間から、収蔵された木版が見えます。

建物内ではメディアっぽい人たちが取材をしていました。

土日は内部見学ツアーがあると公式ウェブサイトに書いてあったのですが、申し込めば建物の中に入れるのでしょうか。
木版の数は全部で86,600枚。実物で見ると圧巻です。16年で彫ったそうなので、失敗考えなくても一日15枚くらい掘る必要があります。一人では無理でしょうが、分業するにしても板の文字数が決まっているので、突き合わせてみたら「あー、一文字ずれてたわ。やり直し」みたいなことなかったのかな。
一通り見学したので下山します。海印寺前にもバス停があるのですが、万一止まってくれないとまずいので200mほど歩いて始発となる集落内のバスターミナルへ。

常駐の係員はおらず、5分前に駐車場に来るおばちゃんからチケット買う方式でした。たぶん現金のみ。
集落バスターミナルからの乗車は僕一人でした。
西部停留所に戻り、近くでレビューが良さげな食堂へ。見た目はしがない感じです。他のお客さんは入店時に口頭で注文してましたが、僕は喋れないのでメニュー指差しで。

アサリのカルグクスで7,000ウォン(約700円)。これくらいが町の食堂の一般的な価格帯っぽいです。アサリからいい出汁が出ていて美味しい。

高速バスで慶州へ移動
昼食の後は慶州へ移動します。大邱から慶州へは高速列車KTXか高速で行くことができます。
KTXの方が若干早いのですが、到着駅が慶州郊外のため駅からホテルまでの移動が面倒そう。バスであれば市街近くにターミナルがあるためバスにしました。
現在地からのルート検索で調べると西部停留所からも慶州への便があったので、朝に荷物をここまで持って来ていればそのまま乗り継げました。まあ仕方ないので一度大邱駅へ戻って荷物を回収し、もともとの予定通り東大邱バスターミナルへ移動します。
東大邱バスターミナルは昨日到着した東大邱駅のすぐ隣にあります。地下鉄がそんなに混んでいなかったため地下鉄で移動しました。

大邱駅はちょっと寂れた感じですが、こちらは今風で栄えてそうな感じです。

東大邱バスターミナルから慶州へのバスは20分おきにでています。久しぶりに優等クラスの高速バスです。

あまり早く着いてもやることがないので、15:00発の便にしてターミナルで休憩。待合所の1番後ろの席に座っていたら、他ガラガラなのに隣におじさんが来て何かと思いました。
慶州のターミナルへ到着。ホテルまではタクシーで移動します。
この旅初めてのゲストハウス形式の宿です。僕はシングルルームをとっていたのですが、部屋のクオリティはこれまでとそんなに変わりませんでした。一泊約4,800円。

部屋の中にはスチームウォッシャーがあります。洗濯は有料。スチームウォッシャーは韓国ではポピュラーなんですかね。これ置くなら同じ値段で洗濯機置いて欲しいです。洗濯機は有料で乾燥込み5,000ウォン。
外を少し散歩します。これまでほとんど見かけなかった欧米人が目立ちます。
夕食は近くの食堂でゴギググパプ。

少し食べ足りなかったので、屋台でもやってないかなと中央市場まで歩きます。店はほとんど閉まってましたが、かろうじて見つけた屋台でホットク。チョコレートとひまわりの種が入ってます。チョコが熱くて美味しい。

明日は慶州郊外の南山という小山に登ってきます。