ウランバートルからダランザドガドへ10時間バスの旅(2025/7/12-13)

モンゴル

今日はゴビ砂漠観光の拠点となる街ダランザドガドへ移動します。

ダランザドガド長距離バスの旅(7/12)

ゴビ砂漠は観光スポット間の距離が離れており、公共交通機関もないため数泊のツアーで行くのが一般的。ウランバートルからもグループツアーが多数催行されています。

僕は個人で行きたいので、まずはダランザドガドまでバスで移動します。

ウランバートルからダランザドガドまでのバスは一日一本で朝8時発。所要時間は10時間で44,700トゥグルグ(約1,800円)です。チケットはtapaで予約しました。

7時間のカラコルムは隣町という感覚ですが、10時間はちょっと遠いかなという印象です。まあまだオルギーからの30時間バスで感覚がおかしくなっているので10時間なら全然いけます。

バスターミナルへ

朝はコンビニで軽く朝食をとり、7時前にいつものバス停へ。ホテルからノミンバスターミナルへは路線バスで15分くらいですが多少余裕をもって出発です。

バス停で少し待ちますが一向にバスは来ず、目当ての路線の電光掲示板表示も消えています。どうも朝早いせいかまだ運行が始まっていないよう。

仕方ないので諦めてタクシーで行くことにします。

ウランバートルでは白タクが非常に多く走っています。外見からはどれが白タクかわからないため、道路沿いで手を軽く挙げつつ待ちます。

すぐに車が止まり交渉。乗運転手には英語が通じなかったため翻訳アプリで会話して、ターミナルまで20,000MNT(約800円)で行ってもらえることに(たぶん現地の人の倍くらい)。

車内には既に乗客が一人いて英語が話せました。どうも夜勤明けで家に帰るところらしい。「バスターミナルからどこ行くの?」など軽く世間話をしつつ向かいます。

ノミンバスターミナルでタクシーを降り、止まっているバスの中から予約したダランザドガド行きを探しますが見つかりません。近くにいた運転手に聞くと「ここ(ノミン)じゃなくてドラゴンから発車だよ」と言われました。

ウランバートルのバスターミナルは二つあって間違えやすい、という話はよく見聞きします。僕は「その情報は過去のもので、今はノミンに統合された」と誤解していたので軽くショックです。

またタクシー捕まえないとダメか、とへこみつつ振り返ると、さっき乗ってきたタクシーの運転手が手を振って呼んでいます。

どうも相乗り客の方がダランザドガド行きの出発ターミナルを調べて間違いに気づき、ドラゴンまで同じタクシーで行ってくれることに。ノミンからドラゴンへはさっき来た方向へ戻ることになり、相乗りの方にとっては完全に時間ロスです。夜勤明けで疲れているところすみません……。

改めてドラゴンへ到着し、運転手と一緒にプラットフォームへ。運転手の方は一緒にバスを探してくれて、乗客名簿に名前があるところまで確かめてくれました。

初日の印象でモンゴルの白タクの印象最悪だったんですが、いい人もいるものです。戻ってもらった分も含めて多少チップを渡しました。

ダランザドガド長距離バスの旅

バスは予定時刻の八時から20分ほど遅れて発車しました。

序盤は南へ向かい、ウランバートルの周囲の山を回り込むようなルートを進みます。9時過ぎには給油を兼ねた休憩が入りました。ここのトイレもいつもの扉がないやつです。

その後、しばらくは広大な平原が続き、昼前になると景色にだんだん砂漠の気配が混じり始めました。空気が乾燥しているためかいつもより喉が渇きます。

一部の工事区間を除くと道は舗装路で移動自体は快適です。

12:40にはアルタイゴビ(Altai Gobi)で昼休憩。モンゴル人はみんな目の前の食堂に入っていきます。

僕はこういう時、時間がわかっていても置いていかれる不安で落ち着いて食べられないんですよね……。少し歩いたところに韓国コンビニCUがあったので、おにぎりとかを買ってつまんでいました。

休憩のあとアルタイゴビのバスターミナルで数名の乗客を乗せ、ふたたびダランザドガドへ向けて出発です。

午後はステップの景色に戻ります。舗装路ですがこの辺の道の状態はあまりよくなくバスが揺れます。

16時過ぎに小さなサービスエリアというか商店と食堂が数件並んだ集落でトイレ休憩。ここのトイレは使用料500MNT(約20円)が必要で、入り口の脇にいる係員(というか10歳くらいの子供)に払います。

モンゴルでトイレ使用料を取られるのは初めてだったんですが一般的なよう。地元の人も屋外ではせず、ちゃんと使用料を払って利用しています。

ダランザドガドに到着

バスは18時過ぎにダランザドガドへ到着。町に入ってすぐの広場で下ろされます。

下調べしていませんでしたがここがダランザドガドのバスターミナルのよう(この辺の裏=北西側の空き地)。

ここから予約しているホテルまでは2kmほど。バスターミナルにはツアーやホテルの客引きが何人かいます。僕が予約しているところとは別だったので、有料でタクシーとして乗せて行ってもらいました(10,000トゥグルグ、約400円)。

数分でホテルに到着。Booking.comで予約した「Khovuun hotel」で一泊約約8,600円(朝食付き)。

チェックインしようとするとちょうど7〜8人のバイカーグループが着いたところで、フロントとパスポートの有無で揉めています。パスポートを出せというホテル側と、バイク借りた時にパスポート預けたからないというバイカーの平行線の会話をしばらく横目で眺めた後にチェックイン。

ダランザドガドで休息日(7/13)

翌日(7/13)は予備日としていたので一日休みに。

つい先日も休んだ気がしますけど二日移動をはさんでいるのでもう三日前です。移動が続くと感覚がちょっとおかしくなるな。

適当にカフェでも行こうとGoogle Mapで調べて訪ねてみたのですが、閉まっていたり、そもそも存在していなかったりと空振りばかり。

やっと見つけた「Caffe Grande」で落ち着きます。カフェラテで9,900トゥグルグ(約400円)くらい。

明日からはゴビ砂漠のプライベートツアーへ行ってきます。