今日は乗馬ツアーに行ってみます。
モンゴルといえば乗馬。多少歩くような観光スポットでは馬が貸し出されており、モンゴル人は当たり前のように一人で乗っています。
観光客向けの乗馬ツアーもあり、数時間のものから数日かけて観光地を巡るような本格的なものまで様々。
旅行者スキル的にも馬に一人で乗れるというのは憧れます。
ですが、僕は馬には子供の頃に牧場で一回乗ったくらいですし、ラクダは二日間のツアーで尻が痛くてしんどかった。いきなり長時間は不安です。
ちょうど宿泊しているゲストハウスで軽めの乗馬ツアーがあったので申し込むことにしました。送迎と一時間の乗馬で45ドル(約6,500円)。追加料金払えば時間は増やせます。
ゲストハウスの方が、「他にも申し込んでいる人が一人いるので一緒に行けば安くなるよ」と教えてくれましたが断りました。僕はソロプレイヤーなので……。
オーナーご家族の車に乗り、カラコルム裏手の丘を超えるともう大自然です。

道は未舗装路で、たまに対向車が来るものの車通りは少なめ。人工物が少ないところで乗りたかったので嬉しい。
昨日ドライブした一面の草原も景色は良かったですが、道路沿いで車がビュンビュン通って行くような所だと旅情に浸れないのでちょっと微妙です。

両側を小山に囲まれた平野に馬を貸してくれる遊牧民のユルトが。

ミルクやチーズをいただきつつ、乗馬にあたっての注意書き(英語)を読みます。
馬には左側から乗れとか、後ろから近づくなとか。この辺のルールは世界共通なんだな。モンゴルでもサーベルは左腰に吊るすので、世界に右利きが多い限り左から乗るのが自然なんでしょう。
たまたまナーダムで実家に帰ってきていた息子さんにガイドしてもらいます。普段はウランバートルでエンジニアをしているそう。馬のこと教えてもらいたかったのですが英語はほとんど通じませんでした。

ユルトの近くを1時間ほど馬に揺られます。
息子さんが引っ張ってくれるので安全ですし、ただ景色を眺めるだけです。


牧羊犬がずっと付いてきてくれます。

乗り方が悪いのか、一時間くらいでも尻が痛くなってきました。

最後はちょっと馬を走らせてくれてツアー終了です。

遊牧民にとっては裏庭を散歩するくらいの感じなんでしょうが、僕は初めてだったので結構楽しめました。
馬にはだいたい二日くらいあれば一人でも乗れるようになるそう。まあ馬の世話とかできないので一人旅は無理でしょうけど、観光地でちょっと乗れるくらいに練習するのはアリだなあ。
帰りは送迎の車から降りてハイキング。

丘を挟んで、遊牧民のユルトとカラコルム市街が見渡せます。


ゲストハウスでしばらく休み、夕方に裏手の丘へ登ってみます。

頂上には亀石が。亀石はカラコルムの中に三つ現存しているらしい(昨日行ったエルデネ・ゾーの近くにもう一つある)のですが、もう一つは見つけられませんでした。

明日はカラコルムのナーダムを見学します。