アニョハセヨー。今日は大田(テジョン)から公州を日帰り観光しました。
公州は百済が扶余に遷都する前の首都で、同じように百済の遺構がいくつか残っています。
公州（こうしゅう）は、韓国中西部・忠清南道に位置する歴史的な都市で、古代国家・百済と深い関わりがあります。
475年、百済は高句麗に首都漢城（現在のソウル）を奪われ、公州（当時の熊津）へ遷都しました。これにより、公州は約60年間、百済の王都として政治・文化の中心となりました。この熊津時代には中国や倭（日本）との交流も活発に行われました。現在の公州には、百済王・武寧王の墓である武寧王陵が残り、百済文化の高度な技術や国際性を今に伝えています。こうした歴史から、公州は百済と扶余をつなぐ重要な都市として知られています。
大田から公州へ移動
大田から光州へは郊外バスが頻発しています。調べてみると昨日到着したバスターミナルではなく、町の西側にある儒城市外バス停留所というところから乗れそうです。
8:30にホテルを出発し、市庁駅から地下鉄に乗ります。地下鉄では大田中心部とは逆方向に向かうため空いているかと思ったら結構混んでいます。一駅先のGovernment Complex駅で大部分の人が降りていきました。この辺がビジネス街なんでしょうか。
九岩駅で降りてると儒城市外バス停留所はすぐ隣です。ここで郊外バスへの乗り換えができます。これ、扶余から来るときも大田西部バスターミナルではなく儒城を経由するバスに乗って地下鉄に乗り換えたほうが楽だった感じですね。
公州行きの便は観光地の前で停まってくれるバスもあるようですが、時間が合わなかったため公州バスターミナルへの便を購入。3,900ウォン(約390円)。
バスが到着しました。便も多いのでそこそこ混んでいるんじゃないかと思ったら誰も乗っていません。てっきり大田の他ターミナルからのバスが停まる停留所だと思っていたのですが、この便はここが始発なのでしょうか。
30分ほどで公州バスターミナル着。
公州を観光
最初の目的は公山城。
バスターミナルからは2kmほど離れているので路線バスで向かいます。公山城の入口まで行くバスはそれほど本数なさそうなので、500mほど離れたバス停まで行ける便に乗って残りは歩くことにします。
10分ほど歩いて公山城へ。写真では石垣が見えますがこれは朝鮮王朝時代のもので、もとは土城だったらしいです。
山の上の方に百済の王宮跡として堀池の跡がありました。いくつか周遊路があるのですが、内側をぐるっと一周して30分くらいでしょうか。
続けて武寧王陵という百済の王の古墳へ。ここには武寧王という王の古墳があります。武寧王は聖明王の一代前の王です。
思ったよりも結構歩きます。
入り口に歴史館があったので見学。歴史館を通って王陵に入っていく形です。
武寧王陵。いってはなんですが普通の丘に見えます。これは盗掘されなかったのもわかるような……。近くにあるほかの古墳にうまくカモフラージュされて、墓に見えなかったのでしょうか。
続けて10分ほど歩いて国立公州博物館へ。入口は空いていたのですが誰もいないし、工事用具が放置されています。不安になって調べたら月曜は休館日でした。扶余の博物館が良かった分、期待していたので残念です。
ざっと観光したので大田へ帰ることにします。バスターミナルまでまた歩いて戻るとだいたい4km弱。日差しも強くちょっときついのでタクシーで帰ることにします。
タクシー探しながら王陵まで戻りましたが見つかりません。仕方がないので配車アプリk.rideで呼ぶことにします。10分ほど走って1,000円くらい。メーターは7,100ウォンだったので、配車手数料(100円くらい)と残りの差分が手数料でとられている感じです。
バスターミナルに戻って、バスの時間まで近くのダンキンドーナツで休憩します。
帰りのバスは11:59発。儒城市外バス停留所で地下鉄に乗り換えて、来た時と逆ルートでホテルまで戻りました。
KTXで大邱(テグ)へ移動
大田から大邱までは高速列車KTXで40分ほど。まずは大田駅まで移動します。地下鉄はそれほど混んでおらず、荷物持って移動できそうだったのでそのまま地下鉄で行くことにします。
KTXはWebだと発車20分前まで予約ができるため、移動しつつ次の列車を予約します。15分ほどで大邱駅へ到着。
13:40のKTXに乗って東大邱駅へ移動。あっという間でした。
KTXが停車する東大邱駅からホテルがある大邱駅へは地下鉄もしくは普通列車で移動できます。普通列車は東大邱駅の別ホームから出るので、歩く距離が短そうな普通列車で行くことに。
普通列車のホームは東大邱駅の外れにある14番線から。床に普通列車の終点である Gumi 行きはこっち、みたいな線が引かれているので、それに従っていけば着けます。
プラットフォーム前に改札があり、T-Moneyで入場できます。
二両編成の小さな電車です。
大邱駅へ到着。駅は大きいですががらんとしています。中心はKTXの停まる東大邱駅に移っているのでしょうか。
ホテルに荷物を置いて周辺を観光。
近くに電子街という場所があったので昔の秋葉原みたいな場所かなと思ったのですが、普通の家電やDTM、カメラなんかを置いている小売店が集まっているだけでした。
30分ほど歩いて西門市場まで散歩。目当てにしていた食堂は一人では断られたため、市場内の屋台で豆乳素麺を注文 (6,000ウォン≒600円)。
明日は近郊にある海印寺という世界遺産を観光します。
