アニョハセヨー。今日は慶州の南にある南山に登ってきました。
慶州南山(ナムサン)は、新羅の聖なる山とされ、山全体がまるで屋外博物館のような遺跡群に覆われています。特に有名なのが、統一新羅時代の石仏「磨崖仏坐像(삼화령 마애불좌상)」や、「포석정跡(抱石亭)」で、王族の宴や儀式が行われた場所です。山中には仏塔、石像、石灯籠など約100点の遺物が点在し、その多くが新羅の仏教美術の代表作。考古学的・芸術的価値の高さから、ユネスコ世界文化遺産「慶州歴史地域」の一部にも登録されています。
南山へ
南山には三陵と言う登山口から登るのが一般的なようです。三陵へのバスはホテルから5分ほど歩いたところから出ています。バス停前のコンビニで水とキンパ(海苔巻き)を購入。7:35分の500番バスに乗車して、15分ほどで三陵に到着しました。
三陵には名前の通り三つの古墳があります。三陵の脇から登山道へ合流できます。

登山道。いろいろな方向に伸びていますが、地図下側 (西側) の緑太線のルートが南山歴史文化探訪路と呼ばれて一般的なようです。今いる山陵から山頂へ上り、別ルートでヨンジャンリという集落へ下山していくルートになります。

登っていきます。まだ涼しくてなだらかな道なのでさくさく。

ルート上のところどころに仏像があります。といっても、僕が選んだコースだと4つくらい?もっとそこらじゅうに放置されているのを想像していたのですが、意外と少ないです。

仏像は登山道の脇を少し逸れたところに置かれています。登山道自体は緩やかなのですが、仏像への道は少し急なところもあります。ルート逸れるたびに登って戻ってを繰り返すので地味に疲れます。

仏像前の岩に座って朝食がわりのキンパを食べつつ休憩。

しばらくはゆるやかな登りでしたが、途中から階段に変わりました。そんなにハードなルートではないと思うのですが、運動不足の身にはきついです。

展望台から慶州とその周辺が見えます。吹き抜ける風が気持ちいい。

稜線へ出てからはほぼ平坦な道にたまに短い階段が出てくる程度でだいぶ楽になりました。

山頂到着。バス停から休憩&観光含めて二時間くらいでした。

下山は別ルートから。少し降りたところで日差しが暖かくなってきました。
10分ほど歩くと、割と大きい道に出ました。車輪の跡があったので、ここまで車で来れるようです。10分ほど歩くとまた分かれ道があり、車道とお別れ。

南側には仏塔やその礎石がいくつか。

下りルートの方が段差の大きい岩がしばしばあります。こっちのルートから登る方が大変そうです。黙々と歩いて人里へ帰還。結局、上り二時間、下り一時間ぐらいかかりました。
麓のヨンジャンリ集落にあるカフェでバスの時間まで休憩することにします。
「ハヌル庭園」という名前のカフェでレモンエイドを頼みました。飲み物と一緒に、パンやクッキーなどおやつもいくつか頂けます。
店内には花がたくさん置かれていて、地元のご婦人で賑わっていました。店主さんの好きなものが溢れてそうですごく良い雰囲気でした。

11:30のバスでホテルに帰り、シャワーで汗を流します。少し休んで、昼食をとりに近くのレストランMESAへ。ステーキとパスタがメインの洋食レストランっぽい。

ベーコンクリームパスタ9,000ウォンとサラダ3,000ウォンで、合計12,000ウォン(1,200円)。周辺に欧米人多いしもっと高いかと思いましたが意外とリーズナブルです。クリームとスライスチーズがいい味出してます。サラダは黒蜜とドレッシングが甘くておいしかった。

ゲストハウスに戻って休憩。足が疲れてゲストハウスの階段登るのが辛い……。その後は特に何もせずゲストハウスでだらだら過ごしました。
夕食は何かいいところないかなーと思って皇理団ギルという観光客向けの通りを歩いてみたのですが、どれも若者とかグループの観光客向けっぽくて一人だとちょっと入りづらいです。

結局、ホテルの隣の麺屋「ファンナム刀削麺」へ。アサリのカルグクス(麺)8,000ウォン、ビール4,000ウォンで合計12,000ウォン(約1,200円)。アサリと一緒に魚の白身が入っていました。形が崩れないので干物にしているのかな(たぶん鱈?)。

明日は慶州を観光した後、東海へ向かいます。