チベットツアー①: ラサ市内観光

チベット

タシデレ!今日は13日間のチベットツアーの始まり、二日間かけてラサ市内を観光します。

ツアー日程としてはラサ到着日を一日目と数えるため、市内観光は二日目・三日目の旅程です。

ツアーメンバーと合流

宿泊していたホテルには同じ旅行会社の別ツアーの参加者も泊まっており、共用スペースには外国人の姿が目立ちます。

集合時間になりロビーに行くと、そこらじゅうで様子をうかがう外国人旅行者やガイドがたくさん。あまり秩序はなく、各ツアーのガイドがそれぞれ旅行者に話しかけて参加者を集めるぐだぐだ目の合流です。誰か受付窓口にするかツアー名の掲示したほうが楽じゃないかな……。

ようやく見つけた担当ガイドに従ってバスに乗り込み、ツアーメンバーと合流します。

今回は長期間のツアーなので同行メンバーはかなり重要です。

一般的なチベットツアーだと参加人数は20名程度が多いようですが、このツアーは最大12名と少な目。料金設定が少し高めなこともあってか、参加者は精神的にも余裕のある落ち着いた人ばかりでした。

参加者のうち半分くらいは外国籍のインド系。今回のツアーのハイライトであるカイラス山と聖湖マナサロワールは、人生で一度は訪れるべき絶対的な聖地なのだそう。

※インド国籍者がカイラスへ行くためには中国政府の巡礼協定枠に入る必要があるため、一般的な外国人向けツアーには参加できないよう。そのため、外国人向けツアーで一緒になるのは欧米など外国籍のインド系だけです。

メンバーの中で僕が特に親しくしてもらったのは、3カ国の医師免許を持つ謎のアイルランド人、元グローバル外資企業のエリート女子、そして来年8,000m峰への登頂を控えているというガチ目の登山家など、皆ユニークでフレンドリーな人ばかりでした。

デプン寺 (Drepung Monastery)

デプン寺はラサ市郊外の山の斜面に位置するチベット仏教ゲルク派の寺院です。1416年に創建され、ゲルク派の三大僧院の一つに数えられます。寺院名はチベット語で「米の山」を意味し、山の斜面に白い僧坊や伽藍が密集して建ち並ぶ景観に由来しています。

かつてはチベット最大規模を誇る寺院であり、最盛期には7,000人を超える僧侶が在籍して仏教学の研究拠点となっていました。17世紀半ばにポタラ宮へ移るまでは、歴代ダライ・ラマが居住し、政治と宗教の中枢機関としても機能していました。

市内観光の最初に訪れたのは、ラサ西部の山肌に張り付くように広がるゲルク派最大の寺院、デプン寺です。

ここには歴代のダライ・ラマが政務を執った宮殿「ガンデン・ポタン(Ganden Podrang)」があります。

堂内には歴代ダライ・ラマの玉座やおびただしい数の経典の木版が保管されており、線香とバターランプ(酥油灯)の独特な香りが漂っていました。

中国の寺では賽銭をWeChatで支払えますが、チベットは現金のみのところが多いようです。寺の入口とかに小銭に両替(というか販売)してくれる物売りの人がいます。

境内からの眺め。

昼食は寺の麓にある食堂で、好きな三品を選ぶ形式で20元(約460円)。

セラ寺 (Sera monastery)

セラ寺はラサ市北部の山麓に位置するチベット仏教ゲルク派の寺院です。1419年に創建され、ゲルク派三大僧院の一つに数えられています。寺院名は創建の地を取り囲んでいた野薔薇に由来すると伝えられています。

セラ寺では仏教教理の理解を深める実践として、中庭において日常的に問答修行が執り行われています。僧侶たちが手を打ち鳴らし、身振り手振りを交えながら経典の解釈を論じ合う伝統的な学問体系が現在も継承されています。

続けて、僧侶の問答修行で有名なセラ寺へ。

マニ車の周りを回るローカルの人々。

問答が行われている中庭へ入ると、僧侶たちが二人一組になり、激しい身振り手振りを交えながらチベット仏教の教理や哲学について問答を交わします。

問答は週六日、一日二時間くらいやっているらしい。そんなに何度もやって問答のネタ切れにならないのかな。

これで市内一日目の観光は終わり。一部のメンバーと観光バスを途中下車し、市内を散策しながら帰りました。

ポタラ宮 (Potala Palace)

ポタラ宮は、チベット自治区ラサ市街の紅山(マルポリ)に位置する宮殿建築です。7世紀に築いかれた砦を起源とし、17世紀にダライ・ラマ5世によって大規模な再建が進められました。以降、歴代ダライ・ラマの冬の離宮として用いられ、政務と宗教儀礼を執り行う中枢機関として機能しました。

標高約3,700メートルの高地に築かれた宮殿は、政務や居住空間として機能した白い「白宮」と、宗教儀式が執り行われ歴代ダライ・ラマの霊塔が安置された赤い「紅宮」で構成されています。13層に及ぶ建築の内部には千を超える部屋が配置され、壁画や経典、仏像などの歴史的文化財が数多く保存されています。

翌日はいよいよラサの象徴であるポタラ宮へ向かいます。

正面には展望スポットや巨大な広場があり、宮殿の全体が一望できます。

広場の地面には映え写真を撮るための鏡が埋め込まれており、鏡に反射した逆さポタラ宮を狙って多くの観光客が撮影を楽しんでいました。

ポタラ宮を囲む巡礼路はマニ車を回しながら祈りを捧げて歩く巡礼者が絶え間なく行き交っています。

これまで訪れた東チベットの寺と比べても、チベットの中心ラサならではのとてつもないパワーを感じます。

ラサよりも東チベットの方が伝統や文化は残っている、なんて話も聞きますが、この雰囲気が感じられただけでもラサに来て良かった。

ポタラ宮は人数制限のある時間枠予約制らしく、入り口で少し待ってから内部へ入場。

内部ではチベット人の方はあまり見かけません。どうも巡礼者専用の別ルート・別枠があるらしい。

全体の中で公開されている部屋はそんなに多くないよう。

内部には歴代ダライ・ラマの瞑想部屋や、歴代ダライ・ラマが眠る霊塔などがあります。霊塔はただの墓ではなく遺体を防腐処理したミイラが納められているそう。

外に出るとポタラ宮の真上に日輪が。神々しい。

ジョカン寺 (Jokhang Temple)

ジョカン寺(Jokhang Temple)は、チベット自治区ラサ市旧市街の中心部に位置するチベット仏教寺院です。7世紀半ばに吐蕃の国王ソンツェン・ガンポによって建立されました。唐から輿入れした文成公主がもたらしたとされる本尊の釈迦牟尼仏像(ジョウォ像)が祀られており、チベット全土における信仰の中心地となっています。

午後はラサの旧市街にあるジョカン寺へ。

チベット人にとって信仰の中心地はポタラ宮よりもこちららしく、周囲は巡礼路を歩いたり五体投地をする人々で賑わっています。

ジョカン寺を取り囲む巡礼路「バルコル(Barkhor / 八廓街)」は、祈りの場であると同時に一大ショッピングストリートでもあります。

買い物中、公安のセキュリティチェックポストを通るエリアへ迷い込んでしまいましたが、外国人旅行者だけでもパスポート提示で無事に通り抜けられました。ラサ市内は多少ならガイドなしでも多めにみられているようです。

明日はチベット第2の都市シガツェへ向かいます。