タシデレ! 今日は若尔盖(ゾルゲ)という街へ移動し、黄河源流近くの景勝地 黄河九曲第一湾を観光します。
馬爾康から若尔盖への行き方
定時運行の乗り合いタクシーは一日三本で8:00、10:00、12:10に馬爾康のバスターミナル(马尔康客运中心)発。運賃は140元(約3,200円)、定員8名です。
馬爾康から若尔盖へ乗り合いタクシーで移動
朝8時発のチケットを前日のうちに買っておきました。
時間に合わせてバスターミナルへ向かいます。ちょっと早かったのか、まだプラットフォームに車は来ていません。

しばらく待っていると、駐車場の奥に停まっていた若尔盖行きのミニバンが動き始めました。こっちに来るかと思いきや、そのままバスターミナルを出て行こうとするので慌てて追いかけます。
運転手に尋ねると、「この車じゃなくて紅原行きに乗れ」と言ってそのまま走り去っていきました。
紅原は若尔盖への経由地です。どうやら紅原行きの車が若尔盖まで行くらしい。
時間になっても紅原行きの乗り合いタクシーは一向に来ません。一時間ほど過ぎ、「本当にあってるかな?」と不安になりはじめたころにようやく車がやってきました。
東チベットの車はアドホックな運用が多いので毎回不安になります。

車はなだらかな高原地帯を走り、途中で長江と黄河の分水嶺の峠を越えます。再び黄河流域に帰ってきました。

車は3時間ほど走って、途中の紅原で休憩です。運転手さんは少しだけ日本語が話せる方でした。

バスターミナル前のメインストリートに数件のホテルや食堂があるだけ。これまでと比べるとだいぶ小さな街です。

乗合タクシーの行き先表示が馬爾康↔︎紅原となっているので、馬爾康へ行きたいローカル民が乗り込んできます。このアドホック運用はチベット人でもよくわからないよう。
その後はしばらく草原地帯を進み、三時間ほどで若尔盖に到着。
若尔盖の標高は3,400mほど。チベットというと険しい山脈のイメージがあったので、高地に広がる草原は新鮮に感じます。

夕食はヤク肉の茹で料理(名前メモり忘れましたがたぶん抓牦牛肉)とトゥクパ。
抓牦牛肉はヤク肉を塊のまま、塩や最低限の香辛料だけでシンプルに茹で上げた料理です。
ヤク以外でも、チベット豚とかチベット地鶏も豪快に茹でただけみたいな料理が多い。

黄河九曲第一湾
翌日。今日は若尔盖郊外の黄河九曲第一湾を観光します。
黄河九曲第一湾(First Bend of the Yellow River)は、中国四川省阿壩チベット族チャン族自治州若爾蓋県唐克鎮に位置する景勝地です。標高は約3,430メートルで、四川省、甘粛省、青海省の境界近くにあります。
この地は、青海省のバヤンハラ山脈から流れる黄河が、南から流れる白河と合流し、流れを大きく西北へと180度変える場所です。合流地点における黄河の川幅は約300メートル、白河の川幅は約400メートルに達し、水流がS字を描くように蛇行しています。この蛇行が最初の湾(第一湾)として知られ、広大な草原の中をゆったりと流れる景観を形成しています。
黄河九曲第一湾まで公共交通機関で行く方法をホテルで聞くと以下のよう。
- バスか乗り合いタクシーで数キロ手前の唐克鎮まで行く (片道一時間)
- そこから景区までは乗り合いタクシーと交渉するか現地で車を見つける
黄河九曲第一湾は日没の景色が一番いいらしい。
せっかくなので夕方に行きたいのですが、遅い時間だと帰ってくる方法がないそう。仕方ないので若尔盖からタクシーで行くことにしました。
運賃は往復・現地での待ち時間込みで200元(約4,600円)。
15時ごろにホテルを出発して景区へ向かいます。
昨日の道を一時間ほど戻り、分岐から少し北へ走ると旅客中心(観光センター)がありました。
まだ閑散期のせいかチケットカウンターが閉まっており、チケットはweb購入のみ。購入には中国の電話番号が必要ですが、警備員の方が代わりに買ってくれました(30元、約460円)。
入口からさらに少し走って観光スポットの駐車場へ。ここから見晴らしのよい丘の展望台までエスカレーターで登ることができます。

天門山と同じく、複数の短いエスカレーターを乗り継いでいく感じです。
あと一つで頂上、というところで工事中のため通行止めに。途中で外に出られる場所もなく入口まで戻ることに。それなら入口は塞いでおいてくれ。

改めて、少し離れたところにある階段で展望スポットに向かいます。もうだいぶ長いこと東チベットの高地にいますが、登ろうとするとまだ息が切れます。

頂上の展望台は工事中のため、手前の展望スポットまでしか行けませんでした。左手奥に見える緑の屋根がエスカレーター。

展望台からは美しいカーブを描く黄河が見えます。

数か月前に蘭州、包頭、鄭州など黄河沿いの街々を巡った記憶が蘇ります。こうして過去の訪問地が繋がっていくのは旅情が感じられて良い。
さすがに源流近くになると川幅が狭いな。といっても、源流からここまででも500キロくらい、この先は5,000キロくらいあるらしいので黄河のスケールの大きさを感じます。


せっかく夕方に来たのですが、残念ながら天気が悪くて夕日は見えません。遠くで雷が鳴りはじめたので急ぎ足で帰りました。

明日はさらに北上して郎木寺へ向かいます。
