甘孜から康定、丹巴を経て馬爾康 (マルカム)へ

チベット

タシデレ! 今日はアバ・チベット族チャン族自治州の首府、馬爾康マルカム (马尔康、Barkam)へ向かいます。

もともとは甘孜から馬爾康へ一日で移動して、その後 阿壩アバというところへ行こうと思っていたのですが……道路が通行止めのため三日かけての移動になりました。

甘孜から馬爾康への移動方法

甘孜から馬爾康への移動方法はネットで調べてもはっきりしません。僕が事前に持っていたのは以下のような情報です。

  • 長距離バス: 成都行きに乗って馬爾康で途中下車する
  • 乗り合いタクシー: 直行はない。甘孜から色達(翁达鎮)、馬爾康と乗り換える
    • 色達は外国人立ち入り禁止
    • 翁达鎮は色達と馬爾康の分岐の街。翁达鎮も立ち入り禁止という情報もあり、実際通れるのかはよくわからない

とりあえずバスが最も確度が高そうなので、まずはバスターミナル(康北客运中心)へ向かいます。

バスターミナルの係員の方に聞いてみますが、「馬爾康行きはない。成都ならある」ということでどうも話がかみ合いません。詳しく聞いてみると、どうやら現在 道路工事のため馬爾康を経由しない別ルートで運行しているようです。

チベットはそこら中が山のため、工事区間を迂回するためにはかなり大回りをする必要があります。

結局、乗合タクシーを乗り継いで以下のようなルートでの移動になりました。

  • 1日目: 甘孜(カンゼ)→炉霍(ルホ)→康定(カンディン)
  • 2日目: 康定→丹巴(ダンバ)→金川(ジンチュアン)
  • 3日目: 金川→馬爾康(マルカム)

※僕は出発時点では知りませんでしたが、甘孜→丹巴、丹巴→馬爾康は直行の乗り合いタクシーがあるので二日もあれば行けます。

1日目: 甘孜→炉霍→康定

甘孜の乗り合いタクシーは写真の「幸福大酒店」の裏手の駐車場から出ます。

昨日、入口にたむろしている運転手に「馬爾康へ行きたい」と尋ねると、「乗り換えならいける、朝8時くらいに来い」と言われました。

時間に合わせて乗り合いタクシー乗り場へ向かいます。

甘孜から炉霍へ

乗り場であらためて「馬爾康へ行きたい」と尋ねると、すぐ隣の街 炉霍行きの車に乗せられました (50元、約1,100円)。

集合8時と言われたので発車時刻が決まっているのかと思いきやそんなことはなく、客が揃うのをしばらく待ちます。たぶん「朝早めに来い」くらいの意味だったのでしょう。

結局2時間ほど待って10時ごろに甘孜を出発。炉霍には12時ごろに到着しました。

炉霍で車探し

炉霍で次の車に乗り換えます。

とりあえず、運転手に「まだ次の車が来てないので飯でも食ってろ」と言われたので昼食です。

こういうローカルなところだと発音がわかるメニューを注文するので、だいたい牛肉面になってしまう(18元、約410円)。

食堂からでたところで運転手に呼ばれ次の車へ。紹介されたのは色達行きの乗り合いタクシーでした。

確かにこれが最短ルートではあるんですが、甘孜のバスターミナルで聞いた話だとその先が通行止めなんじゃないのかな……。また、色達は外国人立ち入り禁止なので無用なトラブルになる気もします。

紹介された運転手がチベット語しか話せないので、タクシー乗り場の顔役みたいなおばさんも交えて確認。結果、やはりこの先は通れないらしい。

運転手も自分の運転区間以外の情報はそんなに知らない感じなんでしょう。

諦めて自分で迂回ルートを探します。おばさんにも聞きながら、とりあえず甘孜チベット族自治州の首府(自治州の州都)康定へ向かうことにしました。

最終目的地の馬爾康は阿壩チベット族チャン族自治州の首府といずれも大きな街なので、移動できないってことはないでしょう。

炉霍から康定へ

康定行きの乗り合いタクシーはちょうど発車するところ。

紹介された車の乗客は僕含めて2人だけでしたが、そのまま12時半ごろに出発しました。これは時刻表あるタイプの車なのかもしれない。運賃は120元(約2,800円)。

康定は甘孜からみて南東にあり、先日までいた理塘と同じぐらいの緯度まで戻ることになります。

途中、塔公草原や青統神山などの観光地を通り過ぎて18時過ぎに康定へ到着。

康定は谷間の川沿いに位置し、賑やかな繁華街もある大都会です。

明日もすぐ移動するため、今夜は街はずれのバスターミナルすぐ近くのホテルに宿泊。

2日目: 康定→丹巴→金川

康定から丹巴へ

翌朝、まずは康定のバスターミナルへ。

窓口で尋ねると馬爾康への直行バスや乗り合いタクシーはなく、丹巴という街で乗り換えになるようだ。首府同士をつなぐバスないのか……。

丹巴への次の乗り合いタクシーは10時半発で80元(約1,800円)。

車は新緑の深い谷の中を北へ向かいます。

先日までの雪や荒野の景色とは大違いだな。東チベットの移動は景色がどんどん変わっていくので飽きません。

途中、トンネルでの道路工事のため一時間ほど通行止め。全体に道路工事などで百度地図の到着時間よりも時間かかります。

周辺の村の建築スタイルは甘孜あたりとは全然違います。写真撮れませんでしたが大きな石の見張り塔(碉楼)が並ぶ村も。

タクシーは14時ごろに丹巴に到着しました。丹巴は今朝初めて聞いた街ですが、周辺にある美しい村々とともに観光地として有名らしい。

丹巴から金川へ

丹巴の乗合タクシー乗り場は丹巴の西側、章谷鎮のほうにあります。

橋の近くのロータリーに停車している車の中から馬爾康行きを探します。車の中には甘孜行きのものも。知ってればここまで一日で来れたな。

丹巴から馬爾康への乗り合いタクシーは15時ごろ出発予定とのこと。ですが、今日は馬爾康までは行かず、途中の金川止まりになるらしい。

さっきの道路工事待ちがなければ今日中に馬爾康まで行けただろうな……。

どうやらほかに馬爾康行きの車はなさそう。今日は諦めて丹巴に泊まるか、金川まで行くか……少し考えましたが謎の街に泊まるのもいいと思い進んでみることにしました。

車は18時過ぎに金川に到着。思ったより大きな普通の街です。

近くの食堂で蔡氏拌面という武漢発祥の汁なし混ぜ麺、23元(約540円)。

3日目: 金川→馬爾康

翌朝、昨日のタクシーが迎えに来てくれて馬爾康へ。金川からは2時間ほどとすぐ近くです。

車は昼ごろに馬爾康に到着。運賃は丹巴からで100元(約2,300円)でした。

今日の移動は短かったものの、3日間移動続きだったのでちょっと疲れました。

街のど真ん中には外資系ホテルのハワードジョンソン(马尔康尘埃落定酒店)が。東チベットで外資系ホテルは結構珍しい。一泊6,500円くらいと意外と安めでした。

明日は若尔盖 (ゾルゲ)に移動します。