キナウル①: シムラーからサラハンへ

インド

ナマステ!今日からキナウル・スピティ地方へ向かいます。

最初はキナウル地方入口の街から山道を数時間行ったところにある謎の村を目指そうと思っていたのですが、先日起きた崖崩れのため道路が通行止めになっているよう。

仕方がないのでサラハンという別の村へ行くことにしました。

シムラーからサラハンへ

シムラーからサラハンへの行き方

夜行なら直行バスもあるようですが、ランプールでバスを乗り換えて行くのが一般的です。

シムラーからランプールへは、HRTC (Himachal Road Transport Corporation / ヒマーチャル道路輸送公社)という公営バスのほか、一部ツーリストバスも走っています。

僕はZingBusという会社のツーリストバスを予約して、運賃は1,800Rs(約3,060円)。HRTCのバスなら340Rsほどで行けるようです。

シムラーからランプールへ

バスは8:25にシムラーのBypass Crossing発。ホテルからは徒歩15分ほどなので歩いて向かいます。

ここは名前の通りシムラーの幹線道路とバイパスが交わる場所となっており、シムラーを経由するバスの多くが停車するようです。

発車時間になりましたが目当てのバスが見当たりません。シムラー市内は慢性的に渋滞しているので時間通りにバスが来るほうが珍しい気がします。

しばらく待っているとZingBusの大型バスがやってきました。乗り込もうとして係員に聞くと、ランプール行きはバスじゃなくタクシーで行くということ。

たしかに予約サイトに「Drop By Cab」とは書いてあったのですが、もっとランプールの近くまで行ってからタクシーに乗り換えかと思っていました。というか予約サイトでバスの座席指定したのは何だったんだ……?

タクシーの乗客は僕のほかにインド人が4人ほど。ローカルバスよりもだいぶ運賃は高めなのでみんな富裕層っぽい感じです。

タクシーは一時間ちょっとでシムラーの街を抜け、先日訪れたクフリ近くのカフェで休憩。乗客のインド人学生はきれいな英語で話しやすかった。エリートっぽいな。

他の乗客はみな Narkandaという町で降り、ここからはプライベートタクシー状態に。インド音楽を聴きながら山沿いのワインディングロードを走っていくのはなんか旅情があります。

途中の食堂で休憩。シンプルターリーで100Rs(170Rs)。ここはHRTC公認食堂?みたいな感じだったのでローカルバスもここに止まるのでしょう。

この辺からスピティ渓谷に入り、ところどころ崖を削って無理やり通したような道が現れ始めます。

サトウキビジュースで休憩。ベトナムで飲んだものより甘さ控えめな感じでした。

タクシーは5時間ちょっとでランプールへ到着しました。

ランプールからサラハンへ

ランプールのバスターミナルでタクシーから降ろしてもらい、サラハン行きのローカルバスを探します。

ランプールからサラハンへ直行するバスは本数が少ないらしく、途中のJeoriという町で乗り換えるのが一般的なよう。

この時はたまたまサラハン直行のバスがバスターミナルから発車したところで、ターミナルの係員がバスを追いかけて捕まえてくれました。

乗り込んだバスはそのままサラハンへは向かわず、ランプール中心部の大通りにあるバススタンドでしばらく客待ちをします。

僕が乗ったバスは15:30過ぎにバスターミナル発、16:00過ぎに大通り発でしたが、時刻表があるのかは微妙なところです。運賃はサラハンまでで100Rs(約170円)でした。

バスは一時間ちょっとでJeoriに到着。ここで幹線道路からはずれるため、乗客がごっそり入れ替わりました。

Jeoriからはすぐに山道に入り、つづら折りの道を通って標高を上げていきます。サラハンには小さい村が一つあるだけかと思いきやそこら中に小さな集落が点在しており、そのたびに乗客が乗り降りするので思ったより時間がかかります。

バスは結局 2時間半ほどかかってサラハンのバススタンドに到着。ランプールの大通りとJeoriで客待ちがあったので思ったより時間がかかりました。

The Heritage, Sarahan

バススタンドから数百メートルほど手前にあるホームステイです。

ちょっと広めの部屋を予約して、料金は一泊2500Rs(約4,300円)。この辺のホームステイの中では高めな方だと思います。

ご主人は親切で英語も通じるし居心地はいい。

部屋は広々でバルコニー付き。シャワーはちょっとぬるめでした。

サラハンを観光

今日はサラハンを観光します。

ビーマカリ寺院

インド北部、ヒマーチャル・プラデーシュ州に位置するサラハン(Sarahan)のビーマカリ寺院(Bhimakali Temple)は、ヒンドゥー教の聖地として知られる寺院です。ヒンドゥー教における51箇所の聖なる地「シャクティ・ピータ」の一つに数えられており、旧ブシャール藩王国の守護神である女神ビーマカリを祀っています。

この寺院は、木材と石材を交互に積み重ねるこの地域特有の「カト・クニ(Kath-Kuni)」と呼ばれる建築様式で建てられています。釘を使わずに組み上げられた木造と石造の多層構造のタワーや、緻密な木彫り装飾、地元の粘板岩を用いた屋根が特徴です。敷地内には新旧二つの主要な建物があり、現在は新しく建てられた塔の最上階に本尊が安置されています。周囲をヒマラヤ山脈に囲まれた標高約2,150メートルの高地に位置しており、この地域の伝統的な建築様式を示す文化財としての側面を有しています。

この辺の村にはどこも地元の神様を祀る木造の寺があるのですが、サラハンはかつてこの一帯を支配していた旧ブシャール藩王国の王宮を兼ねた総本山であり、インド神話の一舞台としても有名らしい。

入場するときは靴と靴下は脱ぎ、帽子の着用が必須。帽子は貸し出しがあります。

また、カメラや携帯、革製品は入口の鍵付きロッカーに預ける必要があります。

下が細く上に向かって広がっていく構造が美しい。

積雪地帯でこの構造はだいぶ不安定な気がしますけど、これは雪や雨が直接 土台に当たるのを防ぐ意図があるらしい。

また、20世紀初頭の地震でタワーがガクッと傾いたのに、その後の余震で奇跡的に元の垂直状態に自力で戻ったという伝説も残っているそうだ。

Hawa Ghar

サラハンから山道を30分ほど歩いたところにあるビューポイントです。

道はほぼ高低差のない一般道。

端っこにちょっとした展望スペースが作られており、サラハンの町並みを横から眺められます。

展望スポットからの眺め。

村からの眺めも十分いいのでわざわざ来るほどかっていうと微妙かもしれませんが、村では他にやることもないので散歩がてらにはいいと思います。

帰り道にバススタンド前のローカル食堂で食事(120Rs、約200円)。

なんか最近ターリーの味の違いがわかるようになってきた気はするんですが……結局はどれもカレーなのでこれがあと何日も続くときついな。

明日はレコン・ピオへ移動します。