ナマステ!今日はナコを離れ、ギウという村を観光した後でタボへ向かいます。
ギウ(Gue)は、インドのヒマーチャル・プラデーシュ州スピティ谷にある、標高約3,000メートルの山岳地帯に位置する村です。中国との国境に近いこの村には、15世紀頃に生きていたとされる仏教僧サンハ・テンジン(Sangha Tenzin)のミイラが安置されています。
このミイラは、防腐剤などの人工的な化学薬品を一切使用していません。高地の極度に乾燥した気候と厳しい寒さという自然環境、そして生前の修行による独自のプロセスによって自然にミイラ化した「即身仏」として知られています。
体を丸めて瞑想する姿勢のまま固定されており、頭髪や歯、爪などが肉眼でも確認できる状態で保存されています。1975年の地震によってかつての墓が崩壊したことで偶然発見され、現在は寺院内に新設されたガラスケースの中で一般に公開されています。
先日のタシガンと同じく、ギウも中国との領土係争地内です。もっとも、この周辺も歴史的にはラダック王国や旧イギリス領であり、現在もインド軍が実効支配しています。
ナコからギウへ
ギウは幹線道路から8kmほど離れた行き止まりにあるため、公共交通機関はかなり限られているよう。
ナコからタボへの移動中に立ち寄る場合は以下のような方法になりそうです。
- 朝のカザ行きのバスに乗り、ギウとの分岐で降りる
- これはレコン・ピオ7:30発のバスで、ナコ通過は10〜11時ごろ
- ヒッチハイクでギウまで行く
- 観光客、工事車両など交通量はそこそこある。ゴンパは村から少し離れた丘の上にあるため、そこまで行ってもらう交渉は必要
- ヒッチハイクで分岐まで戻る
- 午後にスムドからカザへ行くバスに乗る
- このバスが存在するのかよく分からない
僕はできれば一日で移動したいのですが結構難しそう。ホームステイのオーナーにも相談した結果、タクシーをチャーターして行くことにしました。
料金はナコ→ギウ→タボの移動と待ち時間込みで5,000Rs(約8,500円)でした。
ナコからギウへ
ナコに来た時と同じく綺麗な舗装路を走って北へ向かいます。昨日のトレッキングルートとは反対側からみたナコの村。

ローカルバスの混沌もいいけど、車で一人(と運転手)で移動する孤独感もいい。
スムドを過ぎたあたりから道幅が狭くなり、路面も荒れてきました。この地形だとナコ周辺みたいに二車線の綺麗な道路を通すのは大変そうだな。
区分上はこの辺からスピティ渓谷に入るよう。

スムドのすぐ先にある分岐を曲がりギウへ向かいます。
車がすれ違うのもやっとの狭い道です。何か工事でもしているのか、向こう側からはトラックがどんどんやってきて思ったより交通量は多いです。

分岐から20分ほどでギウへ到着。ゴンパは小高い斜面の上にあります。

駐車場には軍人が駐留しており、パーミットの提示が必要です。

脇の小さな建物にミイラが安置されています。係員とかは常駐しておらず、好きに入って見学する感じです。ゆるい。

写真撮影もOKらしい。

姿勢のせいもあってか実物はかなり小さく見えますが、それ故の生命感というかエネルギーの凝縮感みたいなものがあります。
漫画で出てくるめちゃくちゃ強い老人キャラみたいな。エジプトのミイラとは印象が全然違うな。
生前の身長は当時の成人男性の平均である150cm 〜 155cm 前後と考えられており、断食や乾燥などミイラ化のプロセスでさらに小さくなったようだ。
ギウを離れ、Hurlingという村でチャイ休憩。


12時半ごろ目的地のタボに到着しました。
タボは規模こそナコと同じくらいですが、観光客向けのカフェとかはちらほらありナコよりも観光地化されている雰囲気です。

明日はタボを観光し、明後日にカザへ向かいます。
