ニイハオ!今日は天門山を観光します。
天門山(Tianmen Mountain)は、中国湖南省張家界市にある標高1,518.6メートルの山です。最大の特徴は、山体の上部に形成された巨大な自然の穴である天門洞(Tianmen Cave)です。この穴は高さ131.5メートル、幅57メートルに及び、紀元263年に絶壁が崩落したことで誕生したと記録されています。山頂へは張家界駅付近から全長約7,455メートルの天門山ロープウェイ(Tianmen Mountain Cableway)が運行されており、これは世界最長クラスのロープウェイの一つです。
山頂周辺の断崖には、ガラスの桟道(Glass Skywalk)を含む遊歩道が設置されており、標高約1,400メートル地点の絶壁を周遊することが可能です。また、山麓から天門洞まで続く通天大道(Tongtian Avenue)と呼ばれる道路は、全長約11キロメートルの間に99箇所の急カーブが連続する構造になっています。天門山は1992年に国家森林公園に指定されており、カルスト地形特有の地質学的特徴を備えています。
張家界の市街から天門山へはロープウェイやバスで行くことができます。
公式サイトの地図

今回は行きは市街と天門山を直接結ぶ世界最長クラスのロープウェイである「天門山ロープウェイ」で登り、帰りは別のロープウェイやバスを乗り継いで帰ってくることにします。
チケットは入園料とルート上の乗り物の乗車券がセットになったものをTrip.comで購入し、約5,700円でした。
天門山ロープウェイ
ホテルからでると雨がぱらついています。今日は一日 雨予報なので、景色は期待できないかもしれないな……。
10分ほど歩いて8時前にロープウェイ駅に到着。ロープウェイは街のほぼ中心部にあります。

このロープウェイの全長はなんと約7,455メートルで世界最長クラス。市街から標高約1,500メートルの山頂まで30分ほどかけて運んでくれます。

最初は普通に市街の上を通ります。

山に入ると霧が出てきて、外の景色はほとんど何も見えません。同乗している中国人もしょんぼりしています。

「これは今日の観光はダメか……」と諦めかけた時にスッと雲を抜け視界が開けました。

雲海に浮かぶテーブルマウンテンはまさに仙郷とでも言うべきすごい景色です。これは普通に晴れている日よりも雰囲気あって良さそう。

ロープウェイ山頂駅のすぐ近くから真の山頂へ向かうエレベータがあります。

山頂の展望台から。山全体が雲海の中に浮いているみたいだ。

西線
天門山のテーブルマウンテンを一周する遊歩道が作られています。今回は反時計回りで山を一周してみることにします。
大回りするルートのは大きく東西で分かれており、西側の西線から入ります。
コース中には有料の桟道があります。ルート中に3つあり、各5元(約100円)。

上を歩くとガラスが心なしか軋むのでめちゃ怖い。前も書きましたが、中国ってだけで怖さ倍増です。


通常のルートも切り立った崖の上に歩道が作られています。

歩道から見下ろした景色。かなり切り立った崖になっており、のぞき込むと高度感があります。



絶景の中を一時間ほど歩いて天門山寺に着きました。ここは登ってきたロープウェイ山頂駅のちょうど反対側くらいです。
山頂駅からはリフトで結ばれているため、歩かずに直接ここに来ることもできます。
天門山寺 (Tianmen Mountain Temple) は、中国湖南省張家界市の天門山頂に位置する仏教寺院です。その歴史は、唐代の咸通11年(870年)に創建された「霊泉院」を起源としています。創建当初から湘西地方における仏教信仰の中心地として機能し、明や清の時代には大規模な改修が行われましたが、その後の戦乱などで荒廃したため、現在の建物は1990年代に清代の建築様式を再現して再建されたものです。
寺院の総面積は約2万平方メートルに及び、主殿である大雄宝殿や、複雑な木造構造を持つ観音閣など、複数の殿堂が配置されています。また、ネパールから寄贈された釈迦牟尼仏の舎利(仏舎利)が納められていることは、仏教寺院としての重要な事実の一つです。

東線
ここから東線に入ります。西線と比べると人少なめです。


しばらく歩くと天門山の穿洞が見えました。

もともとは普通の洞窟だったものが、山の両側が削られて今のような見た目になったらしい。
吐き出される煙が神々しい。中にヤバいモンスターがいそうです。

一周ルートから少し逸れて、端っこにはみ出た展望台 玉壺峰へ。
さっきまで歩いていた遊歩道はほぼフラットでしたが、玉壺峰へは10分くらい坂を上ります。
峰の上の展望台からはテーブルマウンテンと遊歩道が良く見えます。

テーブルマウンテン側に戻ってきました。右側の峰がさっき登っていたところ。

天門山ロープウェイとエスカレータの間くらいが一番混んでいます。

眼下にはつづら折りの山道。

そのまま歩いてロープウェイ山頂駅まで戻ってきました。だいたい二時間ちょっとで一周できました。
天門山エスカレーター
来た時よりもツアー客で混み合ってきています。近くの食堂で軽く昼食を取り、下山用のエスカレーターへ。
今いる山頂から穿洞に沿うようにしてエスカレーターが作られています。全長は約900m、標高差は340メートルほどあるらしい。
といっても、巨大な一つのエスカレータではなく数十メートルのものをいくつか乗り継いでいく形です。

窓もないので内部だけだと山の中のエスカレーターとは思えないな。

穿洞の中に出ました。途中下車?して外へ出られるのはここだけです。

記念撮影する中国人で賑わっています。

続けて別のエスカレーターでの穿洞へ続く石段の下へ。
ここから999段の石段が穿洞まで続いているのですが……霧でほとんど見えません。

まあせっかくだから登っておくか……と思い石段へ向かいます。登り始めた時点では上部があまり見えてなかったんですが、だんだん傾斜が急になっていく感じです。

近づくと穿洞の穴が見えてきました。だいたい20分ほどで穿洞まで登れました。

さっき降りた時に乗ったエスカレーターは、この階段相当の区間だけ有料で、階段の上から山頂までは無料(入場料に含まれる)だそう。石段を登る人なら今回と逆回り(階段側から入ってエスカレーターでテーブルマウンテンに登る)のほうがちょっと節約になります。
再び石段を下りて別のロープウェイで下山します。これは天門山ロープウェイよりはだいぶ短く、降車駅からバスに乗り継いで市街に帰る形になります。

夕食は近くの土家料理店へ。土家族は今いる湖南省などに住んでいる土家族(トゥチャ族)の郷土料理です。
湖南料理は中華料理の中でも辛いことで有名ですが、土家料理も同じく唐辛子を多用して相当辛いらしい。

剁椒蒸鱼头という料理を頼んで98元(約2,000円)。「头」が頭という意味なので頭入りの丸ごと煮込みみたいなものかと思ったら頭しかありません。

見た目から覚悟はしていましたがとても辛い。ちょっと今まで食べてきた中華料理とは辛さのレベルが違います。
料理名にもある「剁椒(ドゥオジャオ)」は唐辛子を塩や白酒で漬け込んで発酵させた調味料らしい。これで魚を蒸しているので身にも辛味が染み込んでいます。こんな辛いのにさらに唐辛子乗せる必要ないだろ。
とりあえず唐辛子は避けつつ頭をばらして食べます。魚の頭自体はゼラチンぷよぷよで食感を楽しむ感じでしょうか。魚の頭にこんな可食部あったのかってくらい食べられるところは多かったです。
一緒に小さいご飯とスープを頼んだら結構大きいのが来ました。普通はグループで食べるので小さい=二三人前くらいの感覚なんでしょう。量は多かったですが、スープで辛さが多少中和されるので量多くて正解でした(白米で中和されるレベルの辛さではない)。
結構時間はかかりましたが頭とスープはなんとか完食。ご飯はちょっと無理でした。

明日は広州へ戻り、数日一時帰国します。
