ニイハオ!今日は安陽から北京まで高速鉄道で移動します。
前回、青島から泰安への移動は鉄道の二等車だったので、今回は一等車に乗ってみます。運賃は便によるのですが、二等5,000円強に対して一等8,000円強とだいたい1.5倍くらいの金額です。
僕が乗ったのは9:51に安陽発のG1556、一等車の運賃は8,174円でした。
北京へ移動
朝。ここ数日中に私用で書類を印刷しなければならず、ちょうどホテルのフロント脇にビジネスセンター的なものがあったので利用させてもらいます。中国では道端に印刷店がちらほらあり、WeChatとかUSBでデータを送ると印刷してくれるそうなのですが調べるのが面倒で後回しにしていたのです。

Windows XPにかなり年季の入ったプリンタで、キーボードが効かないとかちょっとしたトラブルはあったものの必要な紙は印刷できました。印刷した紙、端の二割くらい全体が黒筋かかってますがまあいいでしょう。
最近はスマホでだいたい解決するので現地でPC触ることはなかったのですが、こういう作業すると昔 現地のネットカフェで苦労しながら日本語入力して調べものしてたことを思い出して懐かしくなります。
高速鉄道はホテル最寄りの安陽駅ではなく、少し離れた安陽東駅からの乗車になります。安陽東までは路線バスで行くと70分くらいかかるため、タクシーで移動することにします。
地図アプリによると車だと駅まで30分ほどかかりそうなので、少し余裕をみて9:00にホテルを出発。配車アプリでタクシーを呼ぶとすぐに配車され、予想より早く20分くらいで安陽東へ到着しました。安陽駅にはロータリーがありますが、到着用なのか一般車は入れないだかで利用できないため、南側へ回り込む必要があります。
駅に入場し、車内での軽食用にクッキーとコーラを買っておきます。安陽で観光しているときには外国人をみなかったのですが、駅に来てようやく二人見かけました。二人ともバックパックとキャリーバックですごい大荷物です。

10分ほど前に改札が始まったのでプラットフォームへ移動。列車は定刻通りに到着し、まもなく発車しました。
さっきのバックパッカーも一等車に乗ってました。バックパッカーは二等車とか鈍行列車に乗るイメージなので、会話はしてませんが「お前一等車乗るのかよ……」って感じで互いに目線を交し合いました。

一等車の座席はこんな感じです。4列席なので、二等車(5列席)と比べるとスペースにはだいぶ余裕があります。一等車でも民度はそんな変わらずうるさいです。

途中でおやつと水が出ました。これなら軽食買う必要なかったな……。

箱の中にちょっとしたお菓子が入っていて、プルーン、グミ、カルパス的なもの、ナッツでした。プルーンは西梅干っていうんだな。プルーンは種ありです。

僕の座席は西側窓際のため、遠くに太行山脈を眺めながら北上していきます。

一時間ほどで石家庄に停車。ここも時間があれば立ち寄ってみたかったんですが、次の国での予定があるため素通りです。
列車は12時過ぎに北京西駅へ到着。
ホテルは少し離れた北京の東側にとっているため、地下鉄で移動します。
ホテルの最寄り駅である「潘家園」までは7号線と10号線を乗り継いで30分ほど。7号線は高速鉄道から乗り換える客で少し混雑していましたが、満員というほどではありません。路線によりますが数分おきに列車が来るため、かなり輸送力は高いみたいです。
「潘家園」駅で地下鉄を降りて地上へ。空は青く、思ったよりも空気は綺麗です。安陽はちょっと食事に行くだけでも目に違和感があって洗眼する必要がありましたが、北京はそういった肉体的影響はありません。調べてみるとここ数年で大気汚染がだいぶ改善したそう。
地下鉄駅から少し歩いて、13時過ぎにホテルへ到着。チェックイン時間には少し早いですが、部屋に入れてもらえました。
均禾酒店 (Junhe hotel) で一泊約6,000円です。部屋は狭いですが設備的には問題ない感じ。やはり他の街と比べると宿泊料は高めです。

昼食はホテル隣の食堂「满记羊汤烧饼铺」へ。牛肉焼餅と麻醤焼餅、羊の内臓スープ(羊杂汤)を注文。27元(約540円)。

ホテルでしばらく休みつつ、北京での観光や以降の旅程の準備をします。
夕方になったので夕食へ。なんかご飯ものが食べたいなーと思ったら、交差点のすぐ向こうに吉野家がありました。神すぎる。
中国独自と思われる謎メニューがいろいろありますが、牛丼とサラダ、ソフトドリンクのセットを注文(49.5元≒990円)。会員登録するともっと安くなるようですが、僕はやり方よくわからず諦めました。

牛丼もいいけどこういうサラダが食べたかった。北京では4泊する予定ですが、食事には困らなそうです。
明日は万里の長城を観光します。