キナウル⑤: キナウルの宝石ナコから領土係争地の村タシガン (Tashigang) を目指して

インド

ナマステ!今日はキナウルの宝石と呼ばれる美しい村ナコ (Nako) へ移動し、さらに奥地にある謎の村タシガン(Tashigang)を目指します。

レコン・ピオからナコへローカルバスで移動

レコン・ピオからナコへのローカルバスは一日二本で、おそらく以下のよう。

  • 7:30: カザ行き。結構混むらしい
  • 11:00〜12:00: スムド行き。特にこっちは発車時刻がよく変わる

この二本目が結構謎で、バスターミナルで運転手に聞いても9時、11時、15時と人によってバラバラ。いや一般人に聞いてるならともかく、運転手もみんな認識が違うってそんなことある……?

出発当日の朝、改めてバスターミナルへ聞きに行くと、今日は12時発らしい。どれも違うじゃないか。どうやらこの辺りは道路工事とかで通行止めも多く、二本目のバスの時間は安定しないようです。

まあ12時と言われても信用していないので一時間ほど前にバスターミナルへ行き、改めて出発時刻を確認します。インド人相手には何回確認してもしすぎるってことはないからな。

バスはちゃんと12時過ぎに発車。運賃280Rs(約480円)。

発車した時は座席に多少余裕がありましたが、レコン・ピオ中心部でドッと乗客が増えて満員になりました。僕が座っている片側二席のシートにも三人座ってます。

比較的空いているという二便目でこれだと、早朝便はどれだけ混むんだろう。

バスは崖沿いの道をゆっくり進みます。

一応ガードレールはありますがところどころ壊れています。事故か落石か、どっちにしろ怖い。

車窓から見えたPandav Fort。できれば立ち寄りたかったんですが旅程短縮のため諦めです。

14時ごろにSpelloという町で休憩。

15:20 ごろ、Dublingという村の検問でパーミットチェックがありました。バスに軍人が乗り込んできて、外国人、ネパール人と順番に外のチェックポストに呼ばれます。

外国人は僕だけ。パーミットの紙を渡してスタンプを押してもらいます。ネパール人は数人乗ってました。

目的地のナコが近づくにつれ、葛折りで標高を上げていきます。この辺は日本基準でみても綺麗な舗装路です。

17時前にナコに到着。バスは村の中までは行かず、幹線道路沿いの分岐で降ろされました。

僕の他にもローカルの人が何人か降りましたが、みんな迎えの車でどこかへ去っていき、ナコに向かうのは僕だけでした。

茶色の山々に囲まれた集落と畑が美しい。これは確かに宝石と言われるのもわかります。

今日の宿は「The Mount View Retreat」で、一泊約4,900円。シャワーはぬるめですが蛇口からは温かいお湯が出ます。

タシガン (Tashigang) へトレッキング

今日は歩いてタシガンという村へ行ってみます。

この村はナコ近くのトレッキングルートを調べていて見つけたんですが、ルートについて英語でもあまり情報がなくよくわかりません。

Google Mapだと中国との領土係争地内にあり、外国人が入れるのかも謎です。

ホームステイのオーナーに聞くとタシガンまでは三〜四時間ほど。近くにはインド軍も駐留しており、外国人も立ち入りOKらしい。

トレッキングアプリの AllTrailsではトレッキングルートとしての登録はありませんが、歩き道が地図上にプロットされています。オーナーに地図を確認してもらい、だいたいあってそうということでAllTrailsを頼りに向かいます。

Google Mapに表示されている車道ではなく、山の斜面をショートカットする感じです。

まずはナコ裏手にある湖から丘を登ります。丘の上にはマニ車とチョルテンのはためく展望台があり、村と湖を一望できます。

ここから最初の一時間くらいで300mほど登り、3,900m弱まで標高を上げます。

最初の峠付近からみるナコ。

峠を越えると美しい雪山(おそらくGang Chua)が見えます。

この辺から電波が繋がらなくなるので、地図はオフラインダウンロードしておきましょう(AllTrailsならサブスク必要)。

その後は斜面に沿って遥かに続くなだらかな道をしばらく歩きます。ほかに歩いている人はおらず、遠く眼下に昨日通った道や集落が小さく見えるだけ。

途中で小さな滝を渡ります。このあたりはちょっとルート分かりにくい。左手の斜面が降りてきた道です。

この辺りからだんだん道が荒れてきて、浮石や崖崩れでちょっとスリルがあるところも。

三時間ほど歩き、もう少しで領土係争地内に入る、というところで崖崩れで道が途切れて通れなくなっていました。

ここを越えればあとは下りだけのはずなんですが……残念ですが引き返します。

来た道を戻り、二時間半ほどでナコに着きました。往復を通じて他に歩いている人は誰もいませんでした。

この日は疲れたので休み、翌朝 次の村への出発前にナコ村内を散策。

ナコのゴンパ。中には11世紀〜12世紀頃に描かれたと言われる美しい壁画が残っています。

ゴンパと湖の間には伝統的な家屋が密集しています。路地は迷路のようで楽しい。

この後はギウという村を経て、タボへ向かいます。