オート三輪で牛島(ウド)を観光 (2025/5/20)

韓国

アニョハセヨー。今日は牛島(ウド)を観光しました。

牛島(ウド、우도)は、韓国・済州島の東側に位置する小さな離島で、美しい自然景観と独自の文化が魅力です。島名は「牛が横たわる姿」に由来し、面積は約6.2平方キロメートル。白い砂浜「珊瑚の砂海水浴場」や透明な海、断崖絶壁などが観光客に人気です。レンタサイクルやスクーターでの島巡りが定番で、新鮮な海産物やピーナッツアイスクリームも有名。済州島からフェリーで15分ほどとアクセスも良く、日帰り旅行先として人気があります。

牛島へ

済州島とは橋で繋がっていないため、ホテルのある新市外からまずは港へ移動してフェリーで行くことになります。今回は以下のようなルートで移動しました。

  1. 路線バスでバスターミナルまで
  2. 郊外バスで城山港まで
  3. フェリーで牛島へ

まずは路線バスで旧市街にある済州バスターミナルへ向かいます。新市外、旧市街間のバスは本数も多く専用路線を走るので速くて使いやすいです。

済州バスターミナル到着。バスはターミナル内のプラットフォームだけでなく、外のバス停発着のものもあります。だいたい以下のような感じで分かれているようです。

  • バスターミナル内プラットフォーム:急行バス、郊外バス
  • バスターミナル外の道路脇:空港発の急行バス
  • 幹線道路の中央分離帯:市内の路線バス

僕が乗る101バスはターミナル外道路脇からの発車です。

定刻の11:09にバス到着。かなり混雑しており、相席でなんとか座れるくらいでした。空港発の急行バスに乗る場合、新市街からだと空港へも大して時間が変わらないので空港で乗り換えたほうが良さそうです。

バスは90分ほど海沿いの道を走っていきます。僕は陸地側の席だったので海の方の景色はあまり見えませんでした。かわりにオルムと呼ばれる側火口からできた小山がちらほら見えます。

バスはフェリーターミナル近くの交差点までしか行かないため、少し歩いてフェリーターミナル到着。

フェリーは30分おきくらいで頻発しています。ここで往復チケット(10,000ウォン≒1,000円)を買いますが、復路は同日であれば牛島に二つある港のうちどこからどの時間の船に乗っても良いようです。

13:00の便で出航。

この時点でかなり霞が濃くなっており、近くにある城山日出峰という180mほどの小山も見えませんでした。天気がよければ牛島の後に登ろうかと思っていたのですが、ちょっと厳しそう。

船は15分ほどで牛島の西側にある下牛木洞港(はうもくどうこう)に到着。

牛島は周囲約17kmの島の中に灯台やビーチなどちょっとした観光スポットが散らばっています。まあ、そうしたスポットよりも島の雰囲気やカフェとかを楽しむ感じでしょうか。

観光客もだいたい家族連れがカップルで、馬羅島のようなツアー客っぽい人は見かけません。若干アウェー感を感じます。

牛島をオート三輪で一周

島を回るには観光バスかオート三輪や電気自転車などをレンタルするのが一般的なようです。島の雰囲気を楽しみたいのでオート三輪を借りて回ってみることに。

港付近にいくつか店があるので、レビューがよさそうなこちらにしました。

店に入って手続きします。行った時間帯のせいかもしれませんが、時間貸しではなく終日18:00までのレンタルとなります。

オート三輪としては写真上のポスターにあるものが借りられて、左から3つはほぼ同じ車種の色違いで30,000ウォン(≒3,000円)、右のタンデムみたいなやつで20,000ウォン(≒2,000円)です。映っていませんが電気自転車も借りられて、こちらは10,000ウォン(≒1,000円)でした。

こういう時これまでなら電気自転車一択なのですが、ご当地の謎乗り物に乗ってみるのもいいだろうと思いオート三輪にします。

オート三輪の場合はたぶん原付扱いになっていて、レンタルには国際免許が必要になります。保険はないので事故には注意しましょう。といっても、島の中はそんなにスピード出せないようになっているので気をつけて運転すれば問題ありません。

オート三輪はポスターの3種類から選べます。キャラがプリントされているものに一人で乗るのきついなーと思い、文字だけのシンプルな黄色を選んだのですが、実際にはポ◯モンが来ました(たぶん無許可)。

これにおじさんが一人で乗っているんです、怖いでしょう?

まあ乗ってみるとそんなに気にはなりません。

島内の外周道路を回るのが一般的なコースのよう。ところどころに速度抑制のための段差が作られており、結構ガタガタ揺れます。曲がる時はハンドルをグッと回して曲がるので、バイクシミュレーターみたいな感じでしょうか。

少し運転に慣れてきたところで、通りがかった食堂Udo Bapsangに入りました。

鮮魚のビビンバ (12,000ウォン)とコーラ(2,000ウォン)で14,000ウォン(1,400円)。

崖。島の各地からミニクルーズ船みたいのが出ています。

道の先にうっすらと灯台。もとは離島だったみたいですが、歩道がつながっており歩いて行けます。

少し雨が降ってきて、さらに視界も悪くなってきました。見かける電気自転車はちょっと辛そうだったので、屋根付きの乗り物にして良かった。

道路沿いにあったカフェに入ります。外周道路にはこんな感じの雰囲気がいいカフェがちらほらあります。晴れていたら外でのんびりするのも気持ちいいだろうなあ。

島の名物らしいピーナッツアイス。

2時間半ほどで出発した下牛木洞港に帰ってきました。ちょうどよく16:00の船があったのでそれに乗って帰ります。

乗船時、隣にあった別の船に乗ろうとして係員さんに止められました。ここから近くの別の港への便も出ているようです。

済州へ帰る

帰りは港のすぐ前から出る急行バスに乗りました。

乗り切れないくらいの人がいてどうなるかと思ったら臨時?の二台目が来ました。往路も混雑していましたし、郊外間の急行バスは輸送量がちょっと足りない感じがします。

運転手がQR決済で乗ろうとしていた乗客をたぶん時間かかるからってことで追い出していたり、臨時の二台目がくるって説明をちゃんとしてなかったのか残された乗客が別のバス停へ走って行ってまた戻ってきたりとカオスでした。

来た時とは逆のルートで済州新市外へ戻り、ホテル近くの居酒屋っぽい食堂ファングムオジャン(黄金漁場)へ。QRでメニューの翻訳が見られます。

アワビ入り冷やしスープとハラサンマッコリを注文。見た目のわりにそれほど辛くはなく食べやすいです。大量のアワビはもちろん、生姜がピリッと効いていて美味しい。ハラサンマッコリはちょっと酸味が強くて飲みきれませんでした。

明日は雨の予報のため、観光はせず一日休もうと思います。